自由な高齢者人生をおくるために必要な身体機能とは!
● 自由な高齢者人生をおくるために必要な身体機能とは!
健康スタジオ横浜の内藤です。
本日もご訪問くださりありがとうございます。
今年は9月16日(月)今日が「敬老の日」になります。
実は「敬老の日」の対象年齢は決まっておらず、老人福祉法では65歳以上を高齢者と定めています。
現代では60代でも若々しい方が多く、高齢者や後期高齢者の線引きも改めたほうが良いくらいです。
このような感じでしょうか!
高齢者: 70歳以上
後期高齢者: 80歳以上
もう時代は明らかに違います。
個人差がありますが、高齢者になる前にぜひ作っておいていただき、高齢者になっても保っておいていただきたい身体の機能があります。
70歳になるまでに作っておいていただきたい身体機能をご紹介します。
1.片足立ち 1分
開眼で片足をあげて1分間保ちます。
これは、フレイルの手前のロコモティブシンドロームの判断基準にも含まれます。
1分間グラグラしないで安定して立てると、足腰の筋力とバランス力が確認できます。
この機能が衰えてくると階段をスムーズに降りることが出来なくなります。
階段を降りるときには必ず片足ちになります。そして足を下ろすときに太ももの前の筋力で身体を支えます。
さらに大股でスタスタと歩くことが出来なくなります。
「片足になった時のバランス力」
「足を下した時の太ももの筋力」
この2つの機能が低下すると、スムーズに階段を降りることが出来なくなり、手すりにつかまらないと階段を降りることが不安になってきます。
いかがでしょうか?
これはご自身で確認ができます。
さらに大股でスタスタと歩くことが出来なくなりますので、最初は30秒を目安に出来るようにいたしましょう。
練習すると比較的早く身につく身体機能です。
2.しゃがむ
これは現代の多くの日本人が忘れてしまった身体機能といえます。
足をそろえて、かかとを床に着けたまま、腰を下ろして、お尻がしっかりと下りるところまでしゃがみましょう。
かかとを浮かさないとしゃがめない人は、足幅を少しずつ広げて、お尻が下りるところまでしゃがんで確認します。
しゃがめる人は正座もできます。
整形外科の医師は勧めません。膝を痛めて自分の責任になったら困るので絶対に言いません。
しかし、正座の効用には大きなものがあります。
背骨を中心とした姿勢を保つためにも、ぜひ正座の姿勢は残しておいていただきたい身体機能となります。
昔の日本人は畳の生活がメインでしたから、1日のうちに何度も立ったりしゃがんだりを繰り返していましたので、自然と太ももの筋肉を使っていました。
そしてトイレも和式だったので必然的にしゃがんでいました。
しゃがむことが出来ないとトイレで済ますことすら出来なかったわけです。
1日のうちに何度も何度もスクワットを行っていました。
現代の椅子生活の影響を最も多く受けているのが女性です。
杖をついて歩いている人が多いのも、立ったりしゃがんだりをしなくなり、太ももの前の筋肉が衰えてしまった結果です。
椅子やソファーの生活は便利で楽ちんですが、床に座ったり、立ったりといった生活習慣を意識をして取り入れていただくことは、高齢者になって生きていくためにはとても大切なことです。
以上の2つの機能はぜひ、70歳になる前に、作り終えていただきたい身体機能です。
70歳を超えてからやる方は、非常にまれで、ほんの一握りの人しか行いません。
元気な高齢者で生きていくためには、70歳になるまでに、しっかりと身体づくりをして、75歳以上の後期高齢者を迎えましょう。
また、どうしても習慣に出来ない方は、教室に足をお運びください。
「背骨呼吸メソッド」「プラーナヨーガ」教室で行っております。
お申し込みはホームページのカレンダーより、ご希望の日程を選んでご予約いただけます。
「老い」は誰にでもやってきます。ひとり残さず必ずに!
「老人」とは、老いた身体と心の人を言います。
高齢者といわれる年齢になっても元気で活動している人がいます。
その方々にに共通していることがあります。
「もう年だから!」
この言葉は絶対に使いません。
自分自身を年寄り扱いしないわけです。
多くの方は、この言葉を言い訳に使って、あきらめてやらないこと、を選択するわけです。
高齢者の生き方も老人としての生き方も自分が決めています。
高齢者の幸せとは自由な時間が続くこと!
・自分の身の回りのことが自分でできる!
・自分で行きたいところにいつでも自由に行ける!
・自分の好きなことやりたいことが出来る!
身体の機能が衰えると、このようなことが自分で出来なくなります。
極端な話ですが、近くのスーパーに行くにも介助がないと行けなくなり、トイレさえも自力で行けなくなります。
自由を維持していくためにも、身体のお手入れを普段からマメにしておきましょう。
行動範囲が狭くなると脳に与える刺激も少なくなります。
寝たきりや認知症のリスクも高まります。
そのためには面倒くさがらないで、あきらめないで、自分でやるしかありません。
いくつになってもやりたいことがたくさんある人ほど、身体の機能の重要性に気づき、保とうとすることに意欲的です。
自分の幸せのために、家族や友人の幸せのために、社会の幸せのために、出来ることはやりましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。