「体」と「心」を整えて気(エネルギー)を高める [ 健康スタジオ横浜 ]
● 「体」と「心」を整えて気(エネルギー)を高める
健康スタジオ横浜の内藤です。
本日もご訪問くださりありがとうございます。
健康スタジオ横浜では9月から新しくセミナーや教室が始まりますので新年度が始まったばかりともいえます。
8月の夏休み明けからセミナーや教室の受付、カリキュラムの見直し、資料のプリントアウトなどを中心に行っておりましたのでブログの更新も1か月近く滞っておりました。
昨日から気功の基礎セミナーが新たに始まりました。
基礎セミナーは気功が初めての方を対象としているのですが、実際に参加されている方からお話を伺うと、何らかの経験者や指導者でそれぞれバックボーンをお持ちの方ばかりです。
今回も様々な方にお越しいただいております。
始めて間もない頃、モチベーションの高い時に基礎的なことをしっかりと身につけておくことはとても重要です。
基礎をしっかり身につけないままスルーしてしまうと、結局先々頭打ちになってしまうこともあります。
昨日のセミナーでも基礎に時間を費やし終了時間がかなりオーバーをしましたが、飽きないように進めていくのが私の仕事になります。
基礎セミナーにご参加の方には申し上げる必要はないと思いましたが、3つの教室(背骨呼吸メソッド、プラーナヨガ、気功)では初めて参加される方もいらっしゃいます。
教室では時間の関係もあり詳しくお伝えすることも出来ませんので、改めてブログでお伝えしようと思います。
まず、「肉体」と「精神」を整えるということです。
難しいことではありません。
「体」と「心」を出来るだけ良い状態、ベストコンディションにしておきましょう。ということです。
この状態が「気」のトレーニングを始めるスタートラインともいえます。
そのためにしていただくことは、体を動かす習慣を身につけるということです。
伸ばす、曲げる、捻じることが出来る体です。
身体の能力でいうと、筋力・柔軟性・バランス力を備えた体といえます。
何もウェイトリフターのような筋力が必要ではなく、体操選手のような柔軟性を求めているわけでもなく、サーカスの綱渡りのようなバランス力を必要としているわけではありません。
しかし最低限、自分の体をコントロールするためには、この3つは必要な能力です。
それが如実に現れるのが、「姿勢」と「歩き方」です。
姿勢と歩き方が崩れると、体の能力の半分は衰えていることを意味します。
動かさないと血流が悪くなり気の流れも滞った体になります。
病気治しのために気功を行うとしても、体のコントロールが出来ると体の力(自己治癒力、基礎代謝、免疫力等)が高まります。
この筋力・柔軟性・バランス力は、5つある行動体力のなかの3つを占めており、体の力を高めますので肉体的な健康をもたらし、さらにエネルギーを高める役割を果たします。
肉体的な健康を自分で作っていくためにも、まず習慣を作りましょう。
そして、もうひとつは、心の平安です。
これは何と言ってもリラックスした状態に尽きます。
現代人は左脳を極端に酷使した毎日を送っています。
思考の傾向を含めた脳の使い方といえます。
いつも頭の中に答えの出ない思考が浮かんでいる状態ですと脳のエネルギーを非常にロスします。
そして、ネガティブな状態にあるときほど、その思考と自分が同一化してさらに苦しみを強めます。
ストレスをコントロールすることが必要です。
様々な方法がありますが、代表的な方法としては、
・ゆっくりと体を動かして感覚に意識を向ける
・ゆっくりとした呼吸に意識を向ける
ことから行います。
あるいは、今の五感に意識を向けることも行います。
このようなことを日常生活で思い出したときに行っていくと、脳のスタミナロスを軽減し、ストレスから離れることができます。
そして、体の事も心の事もそれが目に見えて現れてくるのが「体(カラダ)」になります。
言葉が重複するのでわかりづらいかもしれません。
「肉体」のことも体の状態として現れます。
「精神」のことも体の状態として現れます。
体がすべての受け皿になっています。
そして、体を通して自分を知ることができます。
心は自分の都合の良いように解釈して意味づけをしますから体から知るようにします。
体づくりが必要なのはそのためです。
体と心が錆びついて重たい鎧をつけたマイナスの状態だとなかなか気功にはなりません。
マイナス状態を改善するためだけにエネルギーを注ぐことになります。
まず体と心をプラスマイナスゼロあたりまで引き上げてから気功を始めた方が進歩は格段に早いです。
これは多くの人を見てきて確実に言えることです。
そしてこの2つをしっかり整えると「健康」な状態になります。
個人差はありますが、特に中高年以降の方は、体と心をベストな状態に保つことを優先させることにしましょう。
私は「お化粧理論」と言っていますが、若いときは水で顔を洗うだけで充分だったのではないでしょうか。
それが段々と年齢を重ねていくと、美しさを維持をするために化粧品の数が増えていき、さらにエステに通ったりなどやることが格段に増えてきます。
実は体のことも「お化粧理論」と同じです。
年齢を重ねれば重ねるほどやらなくてはならないことが増えてきます。
やらないと保てません。
大東流合気術の佐川師範は90歳を過ぎても現役で活躍をされていましたが、その体の作り方は尋常ではありませんでした。
90歳を過ぎても腕立て伏せを楽々と100回はこなしていましたし、四股踏みを1000回単位で行っていたり、体の維持には相当神経を使っていました。
何十種類もの体づくりの方法が書籍でも紹介されていますのでご覧になるとビックリします。
私たちは記憶というものを手にいれましたので、毎日がずっと繋がっているような感覚があります。
脳科学者はこれを脳の錯覚とおっしゃっている方もいます。
日々の繋がりの中にいると、小さな変化を捉えることが難しくなってきて、同じ状態が変わらずに続いていると思い込みます。
実はそのようなことはなく、毎日変化をしているわけです。
ところが同じ状態と思い込んでいたところに、いきなり足元をすくわれるようなことが起こるとはじめて変化があったことに気づきます。
これは中高年以降に体と心を整えることをしていなかった方のことです。
個人差はありますが、60歳を過ぎたらしっかりとした体と心のメンテナンスをすることをおすすめします。
年齢に限らずですが、若いころから習慣化していれば、先の人生を歩んでいくうえで鬼に金棒といったところでしょうか。
人生の乗り物である「肉体」と「精神」のコントロールをすることがまず最優先であり、そのあとに気功による脳力開発となります。
やさしいことを無理しないで深く深くやっていくと体が出来て、健康・脳力開発につながります。
体をいい状態に保つと、心も明るくなって、毎日が楽しく過ごせます。
「気まぐれ」とか「たまたま」とかではなく「毎日」行いましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。