ヨーガは心の科学 思考は本当の自分ではないことに気づく

● ヨーガは心の科学 思考は本当の自分ではないことに気づく

健康スタジオ横浜の内藤です。

本日もご訪問くださりありがとうございます。

 

ヨガの根本経典(ヨーガスートラ)には、私達が生きていくための知恵がふんだんに盛り込まれています。

それでも、いちばん大切な箇所が、最初の第一章に書かれてあります。

1・2 ヨーガとは心の働きを止滅させることである

1・3 心の働きが止まったときは、見るものである本当の自分は、自己本来の自分(見るもの)にとどまる。

1・4 その他の場合にあっては、本当の自分は、心の色々な働きに同化した形をとっている。

 

これが、ヨガを行う目的であるといえます。

この後に書かれてあるのは、そうなるための方法、そうなったときの効果などが、こと細かに書かれています。

私達は何か問題に捉われると、心が霧に包まれたようになり、本当の自分を見ることが出来なくなります。

あるいは霧よりもこちらの説明の方がわかりやすいかもしれません。

様々な問題の色メガネを、人によっては一つだけではなくて、いくつも重ねて色メガネをかけているために、曇って見ることができない状態です。

 

心の働きが止まってメガネが外れた状態を、

・サーマディー

・空

・覚醒

・真我一体

・大いなる存在

などと言われています。

 

それではどうして心の働きが止まらないのでしょうか?

それは、心=思考 にあるといえます。

頭の中の 「思考が暴走」 していることが原因です。

あるいは、「頭の中の勝手なおしゃべり」ともいえます。

そして、自分の思考を 「本当の自分」 と思い込んでいることにあります。

 

ほとんどの人がこの習性を持っており、この状態が当たり前であると思い込んでいます。

苦しみや悲しみといった何か問題があると、この思考の枠、思考の檻(オリ)の中に閉じ込められてしまい、そこから抜け出すことができなくなった状態になります。

 思考の枠や、思考の檻(オリ)の中にいることさえも気づいていません。

 

思考は道具ですから、その都度その都度、必要な時に道具としての思考を意識して持ってくれば良いのですが、無意識な状態であると、勝手に頭の中に浮かんだ思考と同化してしまい、その思考が自分だと思い込んでしまいます。特にネガティブが状態にあるときほどこの傾向が強くなります。

思考の道具を複数持っていることがわかれば、いったんそこから抜け出して、他の思考を使うことができます。

パソコンを例にたとえると、一つのフォルダーに問題があったとしても、他のフォルダーがあればそれを使えばいいわけです。フォルダーの中身が問題なのであって、パソコン自体には問題はないわけです。

人間も同じで、思考という道具の枠の中で問題が生じたとしても、人間に問題があるわけではないのですが、「思考が一つしかない」と思い込んでしまうと、自分自身に問題があると思ってしまいます。

 

このように日常生活において麻痺をしていると、思考の暴走による弊害で、不安や苦しみをつくり、「ニセの自分(自我:エゴ)」と呼ばれているものも作り上げてしまいます。

「頭の中で生じている勝手なおしゃべり」

これを止めることはなかなか難しいわけです。

客観的に思考を眺めてみると、いったん、この勝手なおしゃべり、思考の暴走はとまります。

あるいは、体に生じた感覚に意識を向けることで、思考を止めることもできます。

ヨーガをするということは、この心の働き=思考をどのようにコントロールしていくかを、身体を使って学ぶことをいいます。

ヨーガは心の科学

健康スタジオ横浜のプラーナヨーガでは、心をこのような状態に持っていくためには身体を整えていくことも必要であるといったお話もさせていただきながら教室を行っています。

 

ご興味を持たれた方は一度ご体験にお越しになってください。

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今日も最後までお読みくださりありがとうございます。