乳酸は疲れの原因ではなくエネルギーだった! [ 健康スタジオ横浜11月健康情報 ]
● 乳酸は疲れの原因ではなくエネルギーだった!
健康スタジオ横浜の内藤です。
本日もご訪問くださりありがとうございます。
時代が変わると今まで信じられていたことが覆させられる新説が登場します。
「乳酸は疲れの原因」
長い間そう思われてきましたが、最近の科学や研究では異なる結果が生まれているようです。
結論から言いいますと、
・乳酸は疲れの原因ではない
・乳酸はエネルギーになる
・乳酸は持久力につながる
つまり、乳酸すべてが疲れにつながるという説は違っていたということになります。
これまで、乳酸は疲労物質として考えられ、乳酸の蓄積にいいところは何もないと考えられてきました。
ところが、近年のスポーツ生理学では、乳酸について全く新しい考え方が生まれています。
それは、
「乳酸は運動のエネルギー源だ」
という考え方です。
乳酸の発生・蓄積はそれぞれの筋肉で別々に起こっているのではありません。
バケツからバケツにひしゃくで水を移すように、乳酸の蓄積しやすい筋肉から、乳酸を消費しやすい筋肉へと、乳酸が移動していることがわかっています。
乳酸を発生・蓄積しやすい筋線維が速筋線維で、乳酸を蓄積させにくい筋線維が遅筋線維です。
速筋線維で発生した乳酸は、遅筋まで運ばれ、遅筋線維が乳酸を酸化代謝して、エネルギーを作り出します。
見方を変えると、速筋線維にとって乳酸は蓄積させたくない不用品で、遅筋線維にとって乳酸は酸化してエネルギーを作るためのエネルギー源ということになるのです。
つまり乳酸を移動させることで、エネルギー源として有効活用しているのです。
この乳酸の移動と有効利用の理論は「乳酸シャトル」と呼ばれていて、現在では運動生理学の分野で有力な理論となっています。
トレーニングによって乳酸の移動の効率が高まることもわかっています。
それでは乳酸を効率よく使うには、どのくらいの強さの運動をどの程度行うのが良いのでしょうか?
乳酸トレーニングとは?
・乳酸が多く出始める、「乳酸性いき値」を少し越える強度の運動をする
・「乳酸性いき値」を活用すると、短時間で効率的にトレーニングができる
・走るスピードを調整してトレーニングをする
・高齢者は早歩き(最大速度の70%程度)でも効果が出る
乳酸トレーニングの一つの例として、「インターバル速歩」があります。
1.「ややきつい」と「きつい」の間で行う
2.大また、正しい姿勢で歩く
3.速歩は1日15分以上、週4日以上
4.3分ごとにインターバルを入れる
健康スタジオ横浜の「背骨呼吸メソッド」では、乳酸トレーニングの理にかなった方法で行っています。
スロースクワット、カーフレイズで乳酸性いき値を高め、その後、背骨のトレーニンングによって乳酸をエネルギーとして使っています。
11月4日(日)午前10時から「背骨呼吸メソッド」の教室があります。
普段は木曜平日の午前中のみの教室ですが、今月は11月4日、日曜日の午前中に開催いたします。
ご興味がございましたら、こちらのフォームをクリックしていただくと、ご都合の良い日程でお申込みになることが出来ます。
本日も最後までお読みくださりありがとうございます。