恐れが病気・感染症を拡大させる [ 健康スタジオ横浜 ]
● 恐れが病気・感染症を拡大させる! [ 健康スタジオ横浜 ]
健康スタジオ横浜の内藤です。
本日もご訪問いただきありがとうございます。
「何かに恐れる」ということは間違いなくストレス状態になります。
いつもビクビクオドオドしていて、身体が緊張状態でいるということです。
身体がストレス状態を処理するために多くの糖を必要とします。
実は糖は最大の抗ストレス物質なのですが、かといって甘い物はOKだと喜んで和菓子屋やケーキ屋さんなどに走っていくのとは違います(笑)
アドレナリン、コルチゾールといったストレス関係のホルモンは、血糖を上げることが第一の目的になります。
しかし、これらのホルモンが出過ぎると、ちょっと厄介なことが起こってきます。
そのうちの一つが、呼吸の異常です。
身体の緊張により、呼吸に変化が生じて、浅くて短い呼吸になります。
これによって体内の二酸化炭素が激減します。
その結果、私たちの細胞は低酸素に陥ります。
低酸素によってストレス物質がさらに増幅するので、強力な“免疫抑制状態”が引き起こされます。
これが「恐れ」のストレスによる体調不良の流れです。
マスクを常時つけていると呼吸の質が非常に悪くなりますので、意識して呼吸の質を高めることが必要です。
早く言えば酸素が足りないので腐食が進む、酸素不足で身体の老化が著しく進むということです。
免疫が抑制された状態になりますから炎症があれば拡大していきます。
そして最終的にはガンなどの病気へと進行していきます。
恐れなどによるストレスが高くなると、普段は共生出来るような常在菌でさえも炎症を引き起こすトリガーとなります。
これを医学用語で「日和見(ひよりみ)感染」といいます。
もし、糖のエネルギー代謝が十分でない身体の場合(基礎代謝量が低い・運動不足)は、日和見感染を防ぐ意味でも、体内の二酸化炭素濃度を高めることが重要になります。
不安や恐怖にとらわれれば、とらわれるほど、体内の二酸化炭素が失われていきます。
このような不安や恐怖への最も効果的な対処法は次の2つです、
1.呼吸の質を高めること
2.物事を俯瞰して見ることが出来る心の状態
自分を俯瞰して見ることを、心理学では「メタ認知」と呼ばれています。
そして、不安や恐れの元になっている情報の殆どは外部情報によりもたらされていますから、精査して考えることが必要です。
考えるといっても考えないで、心配をしている人が多いようですが、心配をすることは考えることとは違います。
考えるためには次のワークをご紹介いたします。
不安や恐れに感じていることを題材としてお使いいただきたいと思います。
あるいは普段から常識だと思っていることなどにも使えます。
今は新型コロナウィルスの感染予防でマスクの着用が推奨されていますのでこれを題材として使ってみましょう。
これはぜひ紙に書きだすことをおすすめします。それが俯瞰につながります。
例)マスクの着用
1.なぜマスクをつけることが必要なのでしょうか?
2.その答えを考えて出します。
3.出た答えに対して、なぜそのように考えるのでしょうか?
4.その答えを考えて出します。
5.出た答えに対して、なぜそのように考えるのでしょうか?
6.その答えを考えて出します。
これだけでも十分考えること出来ますし、普段から当たり前のように考えていたことに疑問符がつき出します。
さらに、次のワークを付け加えると、さらに頭の中がグルグルして考え出します。
最後の出た答えに次の4つの質問のワークを行います。
1.それは本当でしょうか?
2.その考えが本当であると、絶対言い切れますか?
3.そう考える時、あなたはどのように反応しますか?
4.その考えがなければ、あなたはどうなりますか?
一部の方にはすでに次の書籍を紹介しました。
『タオを生きる』
パイロン・ケーティー著 ダイヤモンド社
そのなかのワークのひとつです。
シンプルなのに劇的な変化をもたらすワークとして世界で何百万人に取り入れられているものです。
老子の教えを現代の私たちが実践できるようにアレンジされた方法です。
このワークを行ってみた方はいかがご感想を持ちでしょうか?
このワークを行ってみると、自分がいかに物事をよく考えていなかったことが認識できます。
そして思い込みをよって頭の中が占められ、思い込みを考えだと思い込んでいたことに気づきます。
不安や恐れのある方は、ぜひこのワークを行ってみることで、自分の思い込みを客観的に見ることができます。
一方的な情報のインプットとばかりでは、脳の中がブスブスとくすぶった状態になります。
情報は一つではありません。
様々な情報を自分で精査して、自分の頭で考えることが必要です。
そうすれば、不安や恐怖は消え去り、静寂の中に身を置くことができます。
せっかく身体は精一杯働いてくれているのに、心の状態が不安や恐れでいると、身体の足を引っ張ることになりますので気づきましょう。