気のトレーニングの進め方! [ 健康スタジオ横浜 ]
●気のトレーニングの進め方!
健康スタジオ横浜の内藤です。
本日もご訪問くださりありがとうございます。
気功とは、「気」というエネルギーと「功」という時間をかけて積み重ねるトレーニングの合わさった言葉です。
直訳するとエネルギーのトレーニングという意味です。
気であるエネルギーを認識し、使えるようになるためには、順序だてた練習が必要となります。
全体像をご紹介します。
1.身体のエネルギーを高める
「運動」、「食事」、「休息」によって健康体をつくり、生命エネルギーを高めることまず目標とします。
ごくごく当たり前のことですが、3つの習慣によって健康な状態が作られます。
まず気の能力云々よりも、健やかに過ごせる心地よさのほうが大切です。
不健康・体調不良で気・エネルギーの感覚だけを高めて、気の能力が上がったと考えておられる方がいらっしゃいますが、それはお勧めいたしません。
まず不健康・体調不良では、気・エネルギーの量が枯渇しており、さらに質も良くありません。
スピリチュアル系によくみられる傾向ですが、頭から上だけを大事になさって、地に足が着いていないと気が上がった状態になっていますから、健康を考えるうえでも、今に在る身体に意識を向けて過ごしてまいりましょう。
2.身体のエネルギーの滞りを解消し全身に気・エネルギーを巡らす
エネルギーが豊富だとしても、身体に凝りがあったり、緊張が抜けないでいると、気・エネルギーが滞って身体の隅々まで流れていきません。
緊張をほどいて、深くリラックスして、全身の隅々にまで気・エネルギーを流していきましょう。
現代人の多くは、スマホ、パソコンの使い過ぎで目を酷使し、気が首から上にあがった状態の方がとても多く見受けられます。
目と脳を休ませて、呼吸法を使いながら気を下ろすことも重点的に行います。
3.脳の使い方に気づく
仕事や勉強しているときには言語を使いますから左脳を優先的に使っています。
仕事でも勉強でも、パソコンやタブレットを使用することも多いので、絶えず左脳がフル回転しています。
私生活でもスマホをしょっちゅう使っていると、依存傾向になりスマホ脳になってしまいます。
まず、左脳が優先となっている脳の使い方を変えて、休ませてあげましょう。
また、心配事や悩み事が多いなど、ストレス状態にあると、絶えず頭の中を思考がグルグルと回り続けてしまいます。
大脳新皮質が過剰に働いて、感情を司る大脳辺縁系(哺乳類脳)、生命中枢を司る脳幹(爬虫類脳)が抑圧されて正常に働かなくなっています。
ご自身の脳の状態に「気づく」ことを行ってまいります。
気づくだけでも変化が生じ、さらに脳の使い方を意図的に変えることも出来ます。
4.気の感覚を認識する
身体のなかでも「手」の感覚を磨くことがいちばんの近道になります。
身体を動かして、そこに意識を向けることで、身体と脳を繋げます。
身体と脳を繋げ、さらに意識を向け続けていると、そこに気が集まってきて、気の感覚が拡大して気を感じやすくなります。
それを、足、背骨、各経穴、チャクラへと拡げていきます。
意識を向けた身体の部分に気が流れているのを感じる
トレーニングによってこのような能力を高めていきますが、まず「手」から始めていきます。
5.気をコントロールする技術を身につける
本格的な気のトレーニングはここから始まると言ってもいいと思います。
紹介しました、1~3までの身体の基礎づくり、4の気の感覚の入門編のトレーニングをどれだけ地道に行い、身体と脳に浸み込ませたかにかかっていると言っても過言ではありません。
手で感じた気の感覚を気のボールに発展させ、さらに腕に気を循環させる、気を動かすトレーニングへと進んで行きます。
加えて下丹田を鍛える、脳幹力を鍛える、背骨力を鍛えるなど、交感神経、副交感神経の働きをバランスよく調えていきます。
そして、小周天や大周天達成へのトレーニングへと進んでまいります。
練習メニューはまだまだたくさんあります。
インスタントですべて出来るわけではありません。
少なくとも3年間かけて行うことで、ご自身の身体の状態が変わり、心の状態も変わってまいります。
そうなりますと気・エネルギーの量と質にも変化が現れてきますので、ご自身でも変化が感じられますし、周囲の人も変化を感じることになります。
3年と言うのは、回数でいえば、1000回が一つの目安になります。
習慣にまで落とし込んでいただくと、身体と脳が変わり、心・マインドまで変化を遂げていきます。
気・エネルギーの状態は結果であり、その結果をもとに一生楽しく遊べます。
じっくりと取り組んでいただく価値のあるスキルです。
◆身体の健康を考えるのであれば、
①身体のエネルギーを高める
②身体のエネルギーの滞りを解消し全身に気・エネルギーを巡らす
この2つを習慣にすることをお勧めします。
背骨呼吸メソッド教室、プラーナヨーガ教室で対応しています。
◆心の健康、ストレス解消を考えるのであれば、
②身体のエネルギーの滞りを解消し全身に気・エネルギーを巡らす
③脳の使い方を変える
この2つを習慣にすることをお勧めします。
プラーナヨーガ教室、マインドフルネスエナジー瞑想教室で対応しています。
◆気のトレーニングのためには、
③脳の使い方を変える
④気の感覚を認識する
⑤気をコントロールする技術を身につける
この3つでトレーニングを進めてまいります。
マインドフルネスエナジー瞑想、矢山式気功基礎セミナー、矢山式気功教室で対応しています。
トレーニングの仕方は年齢、年代によっても異なります。
40代までの健康な方は、気のトレーニングのみでもOkだと思います。
50代、60代以降の方は、気のトレーニングよりも、身体、心の健康を重視されたほうがよろしいかと思います。
また、体調不良の方も同様です。
特に気をつけていただきたいのは、気の感覚力のトレーニング(入力・インプット)で体調不良を改善し健康になると勘違いをされておられる方がいらっしゃいますが真逆です。
体調不良を改善し健康になるためには、身体から溢れ出るくらいのエネルギー量をつくる(出力・アウトプット)ことのほうが優先になります。
朝、目が覚めた時の状態がベストであると、1日快適に過ごせます。
身体が軽やかで爽快な気分です。
そして、1日に何度でも気づいたら、心地よい呼吸に浸ってみてください。
本当に呼吸が気持ちよくできて清々しい気分を何度でも味わいましょう。
呼吸は最高のトレーニングです。
したがってマスクをしていたらダメです。
脳の感覚が衰えていることに気づくことも大切です。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
素敵なゴールデンウィークをお過ごしになってください。