気・エネルギーの中心と意識! [ 健康スタジオ横浜 ]

気・エネルギーの中心と意識!

健康スタジオ横浜の内藤です。

本日もご訪問くださりありがとうございます。

 

体の血管と神経は、とても仲の良いパートナーのような存在で、いつも一緒に行動しています。

血液と気・エネルギーも同様で、血液は気の子供、気は血液の師とも言われています。

気・エネルギーの中心と意識も同じように、エネルギーの中心は意識の子供、意識はエネルギーの中心の師ともいえます。

 

エネルギーの中心は一般的に低い方が良いと考えられています。

何か物を床に置く場合でも、上よりも下の方が重いか、あるいは設置面積が広い方が安定しています。

人前に出て話をしたりする場面になると緊張して「上がったり」「のぼせたり」といった状態になり、怒り心頭になると「逆上」して、エネルギーが上へ上へと上って血液が頭部に集中します。

いわゆる「頭に血が上った状態」です。

そうなると顔面は紅潮し、血圧も上昇し、精神状態は宙に浮いた状態になって、落ち着きがなくなり、何か話す場合でも、説得力にかけた内容となってしまいます。

逆に、エネルギーの中心が下に向かうほど、血液は下向きに流れ、脳への血流過剰にもならず、どっしりと下に安定感が得られて、精神的にも落ち着いてきます。

 

つまり、人間のエネルギーのあるべき姿としては、上半身の余計な力を抜いて、下半身を充実させた姿勢になります。

この状態を「上虚下実」といいます。

そして、気・エネルギーの中心は下丹田にあります。

 

したがって、体のあらゆる動きの中心となるべき位置を下丹田に近づけないと、非効率的であり、動作としてもなめらかで美しい表現が出来ないばかりでなく、余分な力を必要とするために、動作がアンバランスになりがちになります。

なぜなら、あらゆる動きの支点は中心から遠ざかるほど、末端の体にかかる負担が大きくなり、また疲れやすく、調和のとれた動作になりにくくなるからです。

 

「緊張した状態」は、意識と気・エネルギーが上半身にあります。

た、緊張とは伸筋ではなく、屈筋が優位になっている状態でもあります。

自分を必然的に守ろうとして、ギューっと縮こまった状態です。

緊張の反対が開放です。

 

現代人は、スマホ、ゲーム、パソコンなど目を酷使する時代に生きており、日常生活、仕事や人間関係でも、常に頭の中の思考が優位になっていることで、重心と気・エネルギーが首から上に集中しやすくなっています。

今こそ、思考を中心とする前頭葉を過剰に使う状態から、第二の脳とも言われている「腸」の位置にある「下丹田」に重心と気・エネルギーを下ろす必要があるのではないでしょうか。

 

そのためには、

・普段から足腰をしっかり動かして鍛えること
・意識をいつも下丹田に向けること

昔から日本で言われている、「肚が座っている」「肚ができている」状態を作ることができます。

気・エネルギーの中心が下丹田にある状態となります。

 

毎週木曜日午前中に開催しております、背骨呼吸メソッドでは、この2つの内容に加えて、柔軟で強靭な背骨をつくる練習も行っています。

意識を向けたところに、気が集まり、さらに感覚が拡大していきます。

 

今年も残すところ2週間となりました。

年内最後の教室では、気・エネルギーを本来あるべき中心にしっかりと下ろして、1年を締めくくりたいと思います。

除夜の鐘ではないですが、煩悩の数 108回、ある気功法を行ってまいります。

さらに、一切の不浄を焼き尽くす、不動明王のマントラをサンスクリット語で唱える瞑想法も行います。

1年の締めくくりに相応しい内容を予定しています。

皆様のご参加をお待ちしております。

・日時:12月25日(日)13:00~15:00

・会場:大久保スポーツプラザ3F和室

詳細とお申込みはコチラからお願いします。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。