背骨を練る重要性と効果について! [ 健康スタジオ横浜 ] 

●背骨を練る重要性と効果について 

健康スタジオ横浜の内藤です。

本日もご訪問くださりありがとうございます。

 

さて、今日は背骨の重要性についてお伝えしたいと思います。

私たち人間は脊椎動物です。

脊椎動物は極論を言ってしまうと、背骨が動かないと手足が動かないような構造をしています。

地球上の生物の進化からみてもわかりますが、私たち人間は、背骨をクネクネと動かして移動する魚類から進化したと考えると、運動の基本は背骨にあることがわかります。

私たち人間は動く物「動物」なので、動くときには手や足の動きに注目しがちで、背骨の動きには注意が向きづらいのですが、本来は逆で、手や足は背骨の動きを増幅させるための魚の「ヒレ」ともいえます。

ですから、背骨の動きが悪くなると、手や足の動きも悪くなりますし、逆に手や足に何かしらの問題がある場合には、背骨に原因の発端がある可能性もあります。

 

人間の進化の過程からみても、まず魚のような背骨の柔軟性を取り戻し、直立歩行となったことで必要となった背骨まわりを中心に鍛えることが必要となります。

 

私達は普段日常生活のなかで、あえて「背骨を意識して動かす」ということを、ほとんどしていません。

また、スポーツの世界を見回してみても見当たりません。

 

その中に会って、矢山式気功法では肩甲骨と背骨に焦点をあて、最初は小さな動きから始めて、次第にゆっくり大きく動かす背骨のトレーニングを重視しています。

背骨を柔らかく波打たせるように、前後・左右・捻り・横8の字に動かすことによって、背中の筋肉が強化・活性化され、脊椎を通る神経系もほどよく刺激されることで、背骨の歪みが矯正されます。

また、内臓もマッサージを受けることで、働きも良くなってまいります。

こうした動きによって、さらに経絡もバランスよく刺激され気の巡りが良くなります。

 

このような背骨を意識して動かす一連の動作を行いながら、さらに自分の身体の中を心の目で観る内視を行い、自分の身体の状態や変化を内部から感じ取るトレーニングを行うことで繊細な気の感覚が育っていきます。

自分の身体を内部から感じ取るトレーニングは、心身のバランスをはかるうえで大変重要な役割があります。

内視をすることによって集中力が高まり、それ自体が瞑想に繋がっていきます。

気功による瞑想は、身体を通した精神のトレーニングともいえます。

 

そして、大脳新皮質の活動を出来るだけ休息状態に近づけ、生命活動にかかわる脳の深い部分にある脳幹の働きを高めることによって、普段は眠っている潜在的な力を養うことにも繋がります。

大脳新皮質の活動が休息もしくはバランスが良い状態になり、脳の深い部分が活動し始めると気の感覚を掴みやすくなってきます。

ですから、現代人によく見られる、言語を中心とした左脳ばかりを使ってストレス状態になると、気を感じることが難しくなります。

逆に気を感じる状態を目指しトレーニングすることで、大脳新皮質が休息し、生命活動にたずさわる脳の深い部分が活発になってくるともいえます。

気のトレーニングが進むことで、ストレスが解消され健康増進に効果があるといわれるのはそのためです。

 

日常の身体の使い方によって、背骨に様々な歪みが生じてきます。

また、精神的なストレスによっても背骨に歪みが出てきます。

日々背骨のメンテナンスを行うことで、健康と気の能力を高めてまいりましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。