自律神経の働きを高めるキーは「ゆっくり」にあった!  [ 健康スタジオ横浜 ]

自律神経の働きを高めるキーは「ゆっくり」にあった!  [ 健康スタジオ横浜 ]

健康スタジオ横浜の内藤です。

本日もご訪問くださりありがとうございます。

 

自律神経とは一言でいえば、内臓器官のすべて、とりわけ血管をコントロールしている神経です。

また、人間の生命活動に欠かせない「呼吸」も、実は自律神経がコントロールしています。

自律神経は、「交感神経」「副交感神経」という2種類の神経から構成されています。

 

交感神経は、車に例えればアクセルです。

この働きが高まると「イケイケ」になり、体はとてもアクティブな状態になります。

血管がキューっと収縮し、血圧が上昇し、気分も高揚します。

一方、副交感神経は、車に例えればブレーキになります。

副交感神経の働きが高まると、体はどんどんリラックスし、弛緩・リラックスの状態になります。

血管は適度に緩み、血圧は低下し、気分も穏やかになり、ゆったり冷静に落ち着いた方向に向かいます。

 

理想的なのは、アクセルとブレーキのバランスが取れている状態で、交感神経と副交感神経がともに高いレベルを保って活動し、さらに両方のバランスが取れている状態です。

この時に人間の体は最も良い状態でパフォーマンスを発揮します。

ところが、現代の日本人を見ていると、自律神経のバランスが乱れた人がかなり多くなっています。

特に副交感神経の働きが低くなり、交感神経が優位になっている人が圧倒的に多いのが特徴です。

この「副交感神経の低下=交感神経優位」がなぜ良くないかというと、実はこれこそが体調不良のもと、病気のもととなっているからです。

交感神経が優位になると、血液の流れが悪くなり、免疫力も体力も低下し、様々な病気にかかりやすい状態になってしまいます。

この状態になると、気・プラーナのトレーニングを行っても、なかなか感じずらくなります。

特に今年は、新型コロナウィルスの影響で、生活習慣、生活様式が大きく変化し、ストレスが過多となり、交感神経ばかりを刺激し、副交感神経の働きを下げる要因に満ちた社会になっています。

 

交感神経と副交感神経のバランス4つのパターンをご紹介いたします。

ご自分がどのパターンに入っていることが多いでしょうか?

1.交感神経も副交感神経も高い

心身の健康にとってベストな状態

2.交感神経が高く副交感神経が低い

現在の日本人に圧倒的に多いタイプ

3.交感神経が低く副交感神経が高い

やる気が出ずに行動力が弱まる

4.交感神経も副交感神経も低い

非常に疲れやすい

 

しかも、副交感神経の働きは、男性で30歳、女性で40歳を境にがくんと下がってまいりますので、ますます交感神経優位の人が増えてしまっています。

中高年に差し掛かった人は、「副交感神経の働きを高めること」こそが、最も根本的で、最高の健康法になるといえます。

10代から20代の若い頃は、放っておいても副交感神経の働きが高く、新しい変化に素早く順応できるのですが、年齢が上がってくると、新しいものに出会ったり環境を変化させたりすることが、どんどん億劫になってきます。

若い頃は、副交感神経の働きが高いので、新しい出会いや変化がもたらすストレスによって、.自律神経の働きが一瞬バランスを崩したとしても、すぐに副交感神経がリカバリーしてくれる状態にあります。

しかし、先ほど紹介したように、男性は30歳、女性は40歳で、副交感神経の働きが下がり始めますので、そのまま放っておくと、自律神経が乱れたまま、なかなかリカバリーしてくれません。

そして、そのまま副交感神経が下がったままで交感神経が優位でいると、血管が収縮し、血流が悪くなり、体の末端まで新鮮な血液が流れていかなくなりますので、体が疲れやすくなります。

脳の血流も悪くなるので、決断力や判断力も鈍くなります。

変化を恐れたり、新しいことにチャレンジすることが面倒くさくなったり、何かあると「疲れた」が口癖になっています。

それでも心配はいりません。

なぜなら、副交感神経はたとえいくつになってもリカバリーすることが可能だからです。

そして、副交感神経の働きを高める=自律神経のバランスを整える、そのカギを握っているのが「ゆっくり」を習慣にすることです。

ゆっくり動くことで、健康になり、気の能力も高まって参ります。

具体的な方法は次回お知らせしたいと思います。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。