身体ケアの次は充分な栄養! 分子栄養学で栄養不足を改善する [ 健康スタジオ横浜 ]
● 身体の次は充分な栄養! 分子栄養学で栄養不足を改善する [ 健康スタジオ横浜 ]
健康スタジオ横浜の内藤です。
本日もご訪問くださりありがとうございます。
日々身体のケアをすることが必要なことは先日の記事でお伝えしたとおりです。
身体をよく動かして、合わせてケアを行うことで、健康な身体を長く保つことができます。
身体のケアの記事をまだお読みになっておられない方はこちらからお読みください!
運動・身体のケアに加えて行っていただきたいことに栄養の摂取があります。
日々の運動や身体のケアを行って、食事も気をつけているのに、何となく疲れが抜けない、身体がだるい、重い、あるいはイライラするなどの症状が続いているようなら栄養が充分とれていないかもしれません。
ぜひ栄養の状態を見直してみてください。
さて、現代の日本人の食生活ですが、充分な栄養が摂取出来ていると思われますか?
お腹が満たされるように食べているとは思いますが、実は肝心の栄
糖質と脂質は取れていますが、私たちの体にとって最も必要な
体の健康を維持する上で必要なのはもちろんんのこと、心の健康を維
さらに、気・エネルギーをアップさせたり、脳力開発のためにも十
身体のコンディションが良い状態とは、身体が軽くさわやかに感じられる状態です。
これからご紹介します「分子栄養学」はDNA分子レベルの栄養学です。
分子栄養学は栄養
不調に悩んでいる方々の多くは、古典的な栄養学の知識のままで食
ですから食べてはいても体調が悪いままです。
「バランスよく食べている人は栄養失調」と言われています。
本当に必要な栄養素の絶対量が足りていません。
バランスの良い食
新しい栄養学は、個々の健康レベルを確実に底上げしてくれます
実際に何らかの病気や不調を改善させるのはもちろんのこと、特に
タンパク質やビタミン・ミネラルが足りない「低い健康レベル」に慣れてしま
◆タンパク質の摂取が健康レベルを向上させる
日本人のタンパク質の摂取量は、終戦後の昭和20年代(1950年頃)と同じくらいに低いことはご存知でしょうか?
タンパク質は、身体の筋肉、内臓、骨、皮膚、髪の毛、爪などを新しく作り変えていくのに絶対的に必要な栄養素です。
人が生きていくためのエネルギーを得るために最も大切な生命活動
スムーズな代謝を促すためには、タンパク質を筆頭にビタミンやミネラル
その栄養が満たされなければ、代謝で得られるエネルギーが少なく
こうした不調の裏側では「代謝障害」が生じています。
栄養が満た
これが原因で様々な慢性疾患に見舞われてしまいます。
分子栄養学を確立した物理学者の三石巌先生は、
「適切な栄養を豊富に
と
健康レベルは人それぞれ異なります。
なんとなく元気がない人、不
健康レベルには個人差があり、一定以上の身体機能を保つために、
しかしながら、多くの日本人がタンパク質不足に陥っていること
健康レベル向上の第一歩はタンパク質を豊
まず基本として、摂取が必要なタンパク質は、自分の体重1kg×1グラムが1日の最低限の量となります。
例えば体重が60kgの人なら、1日のタンパク質は60gが最低限の必要量となります。
運動している方や高齢の方は最低の基準よりも多く摂取することが求められます。
お肉を食べている高齢者が元気なことはよく知られていることですが、たんぱく質やビタミンB1の摂取が上手に行われていることを表しています。
そして、プロテインスコアが100に近い食品をとることが、タンパク質を効率よく吸収するための方法です。
卵や肉は100あるいは100に近い値なのですが、大豆は60くらいの値になります。
プロテインスコアを上げる食べ合わせなども考える必要がありますが、食品だけで摂取することはかなり難しいと思いますのでプロテイン等で補うことを考えた方がよろしいと思います。
タンパク質の詳しい内容についてはこちらの記事をご覧になってください。
◆エネルギー作りに欠かせないビタミンB群
気・エネルギーのトレーニングをしている方にとっては最も必要となるビタミンです。
しかしながら、タンパク質と同様に日本人は潜在的なビタミンB群欠乏症であるといえます。
生物の全ての細胞に存在するミトコンドリアはエネルギーをつく
ビタミンB群はこのミトコンドリアで働いている栄養素です。
体を動かすためのエネルギー作りはもちろんのこ
ビタミンB群の種類は、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン
これらを単体で取るよりも、互いに助け合いながら働くことから、
ビタミンB群もビタミンCと同様に、食事から摂取できると言わ
ビタミンB群が足りないと、まずエネルギーを作るのに苦労します
気・エネルギーの量が増えません。
生体のエネルギーは、手足を動かすためだけに必要なのではあり
心臓を動かし、神経を働かせるといったすべての代謝にエネルギーはなくてはならないものです。
もしビタミンB群が足らない場合であっても、エネルギーは作らなくてはならな
そうなると原料の消費量は同じでも、エネルギーの生産量は1
しかもビタミンB群があれば、最終生産物は水と二酸化炭素なので
この乳酸がコリや筋肉疲労の元になりますので、充分なビタミンB群の摂取が必要なわけです。
《ビタミンB群の1日の推奨量》
・ビタミンB1 100~300mg
・ビタミンB2 50~100mg
・ビタミンB3 2000~3000mg
・ビタミンB5 100~200mg
・ビタミンB6 100~500mg
・ビタミンB12 1000~2000mg
・葉酸 400~800mg
◆日本人のほとんどがビタミンB1不足
日本人の多くの人は、お米、そば、うどん、パン、パスタを主食としています。
食べる量に個人差があるものの、運動を全く行っていないような人が
ビタミンB1不足は、まず身体面だけではなく精神面に症状として
日本人のイライラ、足の引っ張り合いはビタミンB1不足とも言わ
家庭内の不和、職場でのトラブル、他人への怒り等はビタミンB1不足の関与が大きいと言われています。
ビタミンB1が不足すると生きるエネルギーが作られません。
また、
特にアルコールを多く飲む方は、ウェルニッケ脳症になる恐れもあ
◆糖質、脂質の代謝を促進し、成長を助けるビタミンB2
ビタミンB2は、B1とともに生活習慣病を予防するのに欠
不足すると皮膚や粘膜が敏感になり、目の充血、肌荒れ、髪の毛の
口内炎ができやすい方は、ビタミンB2の摂取が少ないので、普段から摂っておくか、口内炎が出来た時に摂取すると早く回復します。
ビタミンB2は脂質のエネルギー代謝に使
脂っこい食事が好きな方や外食が多い方などはビタミンB2を多く摂る必要があります。
動脈硬化症や老化の原因となる、有害物質の過酸化脂質が体内で出来るのを防ぎます。
ビタミンB1とB2、ビタミンB3とも呼ばれてい
◆タンパク質の代謝に欠かせないビタミンB6
ビタミンB6 はタンパク質の代謝になくてはならない非常に重要なビタミンの1
皮膚、髪の毛、歯を健康にし、成長促進する作用があり、免疫機能
不足すると、皮膚炎、口内炎、湿疹やじんましんなどの症状が現れ
また、ホルモンバランスの
ビタミンB 6不足の初期症状は、指先のしびれ、チクチク感です。
B6不足が進行すると、指関節が硬くなり、曲げ伸ばしが
握力や手の力が低下してしまうので、物を持
さらに、ふくらはぎのこむら返りにも関係しています。
◆赤血球の生成を助けるビタミンB12と葉酸
ビタミンB12と葉酸は、赤血球が正常に分化するのを助ける作用
これらが不足すると造血に支障が出て、異常な大
葉酸不足だと免疫力が低下し、病気になりやすくなります。
葉酸は
葉酸は野菜に多く含まれていますが、葉酸を効率よく働かせるため
ビタミンB12の不足が原因で不調を感じている人は意外と多く、菜
◆ストレスに抗い免疫力を高めるビタミンC
ビタミンCは柑橘類に含まれているので、いちばん馴染み深いビタ
しかし相当多くの量を摂取しない限り不足になります。
身体がだるい、疲れやすい、風邪をひきやすいのは、潜在的な慢性ビタ
ビタミンCはストレスから体を守る、コルチゾールというホルモン
このコルチゾールを分泌しているのは、腎臓の上にある小さな副腎
体にストレスが加わると速やかにホルモンの分泌量を増やします。
ストレスとは精神的なものだけではなく、病気や外傷、暑さ寒さな
副腎からのホルモン分泌は、そうしたストレス全般に対して増加し
またビタミンC不足になると、ATPの合成、脂肪酸燃焼、コラー
ビタミンCの効果については、30以上の疾患の予防、治療に有効
ガンの患者に大量のビタミンCを投与する療法はよく知られています。
心疾患に対しても有効で、2000mgから3000mgのビタミンCを服用す
加えてよく知られている効果としては、ビタミンCはインターフェ
特に風邪のひき始めには、毎時間1000mgを6回服用す
今やビタミンCの摂取量を最適化することで健康状態も最適に保たれます。
ビタミンCはもはや「効くか効かないかという論争の的」となるよ
脳出血予防、脳梗塞予防、狭心症予防、骨折予防、外傷からの回復
《ビタミンCの1日の推奨量》
1000mg〜3000mg
◆若返りの抗酸化ビタミンE
ビタミンEは、別名「トコフェロール」と呼ばれており、血管の膜
ビタミンEには天然型のD型と合成型のDL型があります。
天然ビタミンEであるd.αトコフェロールを最も多く含むのは小
日本人はあまり口にしませんし、他に充分に量を取れる食品は少ない
サプリメントのビタミンEは必ず表記を確認して、天然の方を選択す
ビタミンEが不足すると呼吸で得た酸素の43%が「不飽和脂肪酸
その結果血液中の不
ビタミンEがあれば、酸素、ビタミン、ミネラルのミトコンドリア
つまりビタミンEは、ビタミンB群とビタミンCの効果を強める働きがあるということです。
《ビタミンEの1日の推奨量》
400〜800IU
◆骨を作り免疫力を上げ感染症を予防するビタミンD
多くの人にとっては、ビタミンDの主な供給源は太陽の紫外線(紫
ビタミンDの主な働きはカルシウム代謝の調節です。
小腸からのカルシウム
骨から血中へのカルシウム放出を高めることによって、血中のカル
骨粗しょう症にかかった人は、血中ビタミンD濃度が低いことが
ビタミンDの骨への働きはよく知られています。
しかしそれ
多くの種類のがん、心臓疾患、糖尿病、細菌感染症、ウィルス感染
さらに免疫力の向上、妊娠しやすい体作りなどに有効であることも
ビタミンDを20000IU摂取すること
ビタミンDは日光に当たることで生成されます。
日光浴でビタミンDを合成するためには、4月から9月までの期間の10時~14
現在は、新型コロナウィルスの影響で、ビタミンDによる感
ビタミンDは、免疫系の暴走であるサイトカインストームを避ける働きを持
免疫には生まれながらに備わっている自然免疫と、病原
新型コロナウィルス対策としては、同じく抗ウィルス作用を持つビ
《ビタミンDの1日の推奨量》
5000〜10000IU
◆目や口の粘膜、上皮を守りガンを予防するビタミンA
視力の維持に欠かせない脂溶性ビタミンで、不足すると夜盲症にな
粘膜、上皮の健康維持、抗酸化作用、がんの予防にも必要となるビ
口や鼻、喉、肺、胃腸等で外界に接している粘膜を上皮細胞といい
ビタミンAは粘膜の免疫機能を正常に働かせ、口の渇き、口内炎、喉の腫れ
粘膜は健康に保たれると、ウィルスや細菌の侵入から体が守られま
風邪にはビタミンCが有名ですが、ポーリング博士は、風
《ビタミンAの1日の推奨量》
10000IU
「分子栄養学」の内容についてご紹介しましたが、さらに詳しい内容は、96歳まで現役でご活躍された、三石巌先生の著書がたくさんありますのでご参考になさってみてください。
また、オーソモレキュラーの情報を次にご紹介しておきます。
◆ 各栄養素の詳しい説明については、こちらよりご覧になってください。
■ビタミンB群について
■ビタミンCについて
■ビタミンDについて
■ビタミンEについて
■ビタミンAについて