「気功」は積み上げた力を養う方法! 自分が生きているということを身体とエネルギーでじっくりと向き合うこと!
●「気功」は積み上げた本物の実力を養う方法!
「自分が生きているということを身体とエネルギーでじっくりと向き合うこと!」
健康スタジオ横浜の内藤です。
本日もご訪問くださりありがとうございます。
健康スタジオ横浜では毎年9月から新しくセミナーや教室が始まります。
その中には「気・エネルギー」を主として学ぶセミナーやクラスもございます。
「気」と呼ばれているものは、宇宙エネルギーや生体エネルギーなどと呼ばれていますが、現代科学でもはっきりと解明されているわけではありません。
ヨーガでは「プラーナ」といいます。
中国では「Chi」と呼ばれ、生命エネルギー、無限の力などとも呼ばれていますが、現代では「気功」という名前で統一するようになってきました。
実は「気功」という言葉にはとても深い意味があります。
「気功」は戦後になって中国で出来た言葉です。
それ以前は「気」を扱う様々な分野でそれぞれの名前で呼ばれていました。
医療、宗教、武術、健康、能力開発など、様々な分野で見えないエネルギーを扱っていたものを「気功」という言葉で統一しようとする流れでできました。
「気功」の言葉の意味とは、
・「気」= エネルギー
・「功」= 積み重ねていく
二文字が合わさって出来た言葉です。
日本語のなかには数多く「気」のついた言葉が存在しています。
ですから私たち日本人は何となく「気」についてニュアンス的にわかります。
しかし「気」は一般的には見えませんね。
見えないもう一つの世界がこの世界と同居しているという考え方です。
中国の荘子に有名な言葉があります。
「気が集まれば即ち生、気が散ずれば即ち死」
見えないエネルギーが高密度に集まれば物質化され、それが拡散すれば死ぬといった物質及び生命観です。
「気」とは物質としてもあるものなのに、非物質(エネルギー)とも相互に作用していることがわかります。
今見えている世界だけが現実だと考えるのではなく、「もうひとつエネルギーの世界」があるといった立場から世界を見ていくことと言えます。
そして、この二つの世界に存在している私たちが、見えない力を上手に認識し使うことで、物質・エネルギーの両方を持ち合わせた存在として、私たちの生命を輝かせていくものが「気」といえます。
一方の「功」とは何でしょうか?
ここからが大切な内容となってまいります。
日常的にあまり使わない言葉であり文字といえます。
「功」で一般的によく使われる言葉としては「成功」があります。
成功とは積み上げていって成ることですから、「功」は積み上げていくプロセスといえます。
その他に「功夫」という言葉があります。
ブルース・リー世代の方は間違いなく読めると思います。
「カンフー」「クンフー」などと言い中国の武術を表しています。
「功夫」は、「年期の入った実力」という意味です。
中国の武術はスポーツのように、若くて体力のある者が勝てるというものではなく、年期の入った実力こそが大事だということです。
気功にも同じように「功」という文字がついています。
これはちょっと習ってみて器用に出来たとか、うまいへたとかという問題ではないことを意味しています。
気功とは、物質である肉体とエネルギーである気をとおして「自分を知るトレーニング」といえます。
「自分が生きているということを、身体とエネルギーでじっくりと向き合うことです。」
単純に今の世界にとって何か役にたつことをしているのではなく、存在そのものを改めて見直してみる作業といえます。
そのような時間を僅かずつでもいいので、繰り返して積み上げていくと、それがいつしかその人の底力のようなもになってきます。
「年期の入った実力」というのはそういった積み上げのことをいいます。
健康法や脳力開発のどちらにも言えることですが、ちょっとやってみて効果がなかったからやめてしまうとか、たまに思い出したときにやるといったことでは、積み上げになりませんから、気功とは言えません。
毎日顔を洗うように、歯を磨くように、生活のリズムの中に取り入れていく必要があります。
気功、ヨーガ、太極拳などの練習をされている方の中には、教室やスタジオに行ったときだけ練習をするといった考えの方もいらっしゃるようですが、自宅などで空いた時間をみつけて出来るだけ毎日行うことが本来の姿です。
スポーツジムやヨガスタジオに行くのとはわけが違います。
週に一度教室に来たときだけ行うとか、月に一度行うといったことでは決して身につく能力ではありません。
気功は、「知識」「情報」「教養」の講座ではないということです。
習慣のレベルまで落とし込んでいってこそ、自己認識が変わっていくプロセスが始まります。
決してインスタントで身につくものではありません。
ライブやコンサート会場のような一時的な高揚感ではなく、小さなロウソクのような炎であっても淡々と長くともしび続けていく、風が吹いても揺るぎなく炎がともしび続けていく、そのような潜在力が必要です。
十何年といったスパンで自分を少しずつ変えていく、年期の入った実力を養うものです。
習慣になって身についたときに、はじめて「功」の意味が姿を現してきます。
「気功」という二文字にはこのように深い意味が込められています。
「自分を知る」とは、「内なる宇宙と対話をする、一緒になる」ためのトレーニングとも言えます。
一緒に「年期の入った実力」を身につける道を歩んでいきませんか。
そのために土台づくりとして、「背骨呼吸メソッド」「プラーナヨーガ」の教室を開催しています。
今日も最後までお読みくださりありがとうございます。