「年越し蕎麦」と「特製お屠蘇」で邪気を払い2023年の開運を祈る!
●「年越し蕎麦」と「特製お屠蘇」で邪気を払い、2023年の開運を祈る!
健康スタジオ横浜の内藤です。
本日もご訪問くださりありがとうございます。
2022年もあと2日で2023年を迎えようとしています。
今年も色々ありましたね。
世相もですが、個人的にも楽しいこと嬉しいこと、びっくりしたことなど様々ありましたが、「1年の区切りでリセットして新しく始めよう」とそんな思いがあります。
新しい1年を迎える前に行っておくとっておきの儀式?が2つありますのでご紹介します。
一つ目は、年越しそばです。
新年を迎える前の大晦日には、健康と長寿を祈って年越しそばを食べる習慣の方も多いかと思います。
日本人のそばを食べる習慣は、栄養学的にも効果がきちんと裏づけされています。
【そばの栄養学的な効果】
・良質なタンパク質が含まれている
・白米の2.5倍もの食物繊維が含まれている
・ルティンやカテキンが豊富に含まれている
これらの成分は、毛細血管を強くしたり、老化を防ぐ作用もあります。
そばを食べることで、体のすみずみまで血行がよくなり、若々しくなれます。
ただし、そばは栄養的にみると、ビタミン、カリウム、鉄、カルシウムなどが不足していますので、「かけそば」だけではちょっと物足りないので、出来たら、野菜の天ぷらなどを付け合せるのが賢い食べ方です。
二:八そばか、十割そばであればさらにOKです。
二つ目は、お屠蘇です。
お屠蘇と呼ばれるもので、年明けのお正月には お屠蘇(おとそ)を飲む習慣があります。
普通のお酒をがぶ飲みするのとはわけが違います。
正月の「お屠蘇」は中国・三国時代(諸葛孔明が活躍した時代)、魏の名医華陀が創製したものです。
お屠蘇の正式名は「屠蘇延命散」と言い、
屠蘇の「屠」(と)は「邪気を払う」、「蘇」(そ)は「心身を目覚めさせよみがえらせる」
という意味です。
日本に伝来したのは平安時代(嵯峨天皇の頃)で、はじめは宮中で使われていましたが、病気予防のまじないの意味で、一般庶民に広がり、その年の邪気を払い、延命長寿できるようにと飲まれるようになりました。
お屠蘇には10種類ほどの薬草が調合されています。
古典では「大黄、桂 心(シナモン)、白朮(オケラ)、桔梗、バッカツ(ユリ根の一種)、蜀椒、防風、烏頭」 の8種類と書かれていますが、近年では、効果の強い大黄や烏頭を除いた6種類に、甘みを増すための甘草や、みかんの皮などを混ぜることが多いようです。
とは言っても、個人でそれぞれの薬草を買ってきて、調合するのは難いかと思うので、漢方薬局などで売られているティーバッグを用いるとよいでしょう。
薬局はもちろんのこと、最近ではスーパーでも扱っています。
それでは作り方をご紹介します。
【お屠蘇の作り方】
1.大晦日の夜に約200mlの清酒またはみりんに生薬を浸しておきます。
2.元旦の朝、生薬を取り出し、食前に年少者より順に屠蘇酒を飲みます。
3 飲み終わったら、家族全員が1年の無病息災を祈ります。
大みそかの夜は、普段よりも奮発してちょっといいお酒で、「お屠蘇」を作って1年を納めてみてはいかがですか。
新年の朝は、美味しい「お屠蘇」で1年の始まりとしましょう。
今年1年、健康スタジオ横浜のブログをお読みいただきありがとうございました。
皆さまにとって、来年がさらに素晴らしい年になりますように、心よりお祈りしております。
新年は1月5日(木)より教室を開催いたします。
来年もよろしくお願いいたします。
それでは皆様、良いお年をお迎えになってください。