エネルギーとは「貯金のできないお金」である!
●エネルギーとは「貯金のできないお金」である!
健康スタジオ横浜の内藤です。
本日もご訪問くださりありがとうございます。
私たちが生きているということは、動いていることであり、動いているからこそエネルギーがあります。
人間は動物であり、「動くもの」です。
たとえ寝たきりの人であっても、心臓をはじめとした体の中ではさまざまな動きがあり、エネルギーの中にあります。
そのエネルギーのことを「気・プラーナ」などと呼んでいます。
ほどよく動いていないと、エネルギーの量も質も落ちていきます。
これは宇宙の法則とも言えます。
そもそも私たちの命を支えている「エネルギー」とはどのようなものなのでしょうか。
まずはそのことについて、少しばかり知っておきたいと思います。
「エネルギーを作る工場」でミトコンドリアは作られているのですが、正確に言うとエネルギーそのものではなく、ATPと呼ばれるエネルギーを放出する物質です。
ATPの正式名称は、「アデノシン三リン酸」といいます。
ミトコンドリアでは、私たちが日々の食事から取り込んだ食物と、呼吸によって取り込んだ酸素を使ってATPという物質を合成しています。
体の中のエネルギーにも様々な使い方があります。
1つの細胞の中では、必要な物質を作ったり、細胞の外へ出し入れしたり、壊れたところを直したり、様々な使い方がされます。
例えば、力を出すにも、体温を上げるにも、細菌やウィルスなどの外敵と戦う時にもエネルギーは必要となります。
さらに、考えたり記憶したりする神経作用にもやはりエネルギーが必要です。
長時間勉強したり、集中して仕事をしたり、アイデアを出したり、また悩んだり、ストレスが多く疲れたりする時も、たくさんのエネルギーを使います。
ATPはこれらのどのようなエネルギーにも変えることができる、オールマイティー
のエネルギーです。
お金ととてもよく似ていて、様々な用途に使えるATPですが、1つだけお金とは大きく異なる特徴があります。
それは、お金は貯めておいて必要な時に使うことができますが、ATPは蓄えておくことができません。
各々の細胞の中のミトコンドリアで作られたATPは、その細胞の中だけで使われます。
そのため、筋肉や神経などエネルギーをたくさん必要とする場所では、ミトコンドリアも多く、ATPもたくさん作られています。
身体の中では、大腿四頭筋、下腿三頭筋、脊柱起立筋群になります。
足腰と背骨を鍛える意味がここにあります。
定期的に身体を動かして、ミトコンドリアを増やしておきましょう。
丈夫な足腰と背骨の持ち主は、姿勢もよく歩く姿も颯爽としています。
気・プラーナの量や質を高めるためにも、ぜひ日ごろから、重要な部分は動かしておきたいものです。
週末に横浜と東京で2つの気功教室を開催いたします。
・10月19日(土)14:00~16:30
・10月20日(日)16:00~18:00