体の休息だけが休養ではない!身心の活力を高める「7つの休養モデル」
●体の休息だけが休養ではない!身心の活力を高める「7つの休養モデル」
健康スタジオ横浜の内藤です。
本日もご訪問くださりありがとうございます。
ちょうどお盆の時期に合わせて、暑さが最も厳しくなり、寝苦しい熱帯夜が続くため、今年の夏はいつもより疲れがちになります。
この猛暑を元気に乗り切るには、「休養」の意識改革が必要となります。
活力を高める休養は、生理的休養、心理的休養、社会的休養の3モデルに分かれ、これを具体的に示した7つの休養モデルをご紹介いたします。
この7つのモデルが重要で、これらを日常に取り入れることで疲労回復が促されるといいます。
【生理的休養】
A 休息タイプ
休息タイプは、体を動かさずしっかりと休ませてリラックスすることで、多くの人はすでに実践されていると思います。睡眠のほかに、休憩やマッサージもこれに含まれます。
B 運動タイプ
心拍数が上がるような激しい運動ではなく、ストレッチや気功、ヨーガ、ウオーキングなど、「より休養の質を上げるための軽微な運動」を指しています。目的は、血液を循環させることで、新鮮な酸素を細胞の一つひとつに送り届けて疲労物質を回収します。脳にも血液が回るので、脳疲労にも効果的です。
C 栄養タイプ
これも「休養」の面で考えると、疲れた消化器系を休ませるために、無理に食べない、あるいはおかゆなどの軽いもので済ませる、白湯などで体を温めるという考え方です。お正月の七草がゆは、まさに理にかなっています。
【心理的休養】
D 親交タイプ
親しい人との交流、自然や動物とふれあうことを意味します。何かと交流したりふれあうことで、心理的な休養を得る方法です」
E 娯楽タイプ
自分の趣味を楽しむこと。一定時間のゲームも、好きな人にとっては心の休養となります。
F 造形・想像タイプ
絵を描く、日曜大工など、1つのものに集中すると疲労を忘れることができます。また、心を無にする瞑想もこのタイプ。仕事や作業で疲れたときに、その場でぱっと好きなことを想像するだけでも休養になります。
【社会的休養】
G 転換タイプ
転換タイプの目的である社会的休養とは、皮膚の外側はすべて外部環境だと捉え、この環境を変えることで気分をリセットする行為です。典型的なのは旅行に出ることですが、日常生活の中でも、部屋の模様替えをするとか、机の整理をするだけで環境が変わり、リフレッシュできます。
これらを日常的に組み合わせ、こまめに活力を充電させることが、休養の質を高めます。
具体的にどのように組み合わせたらよいのか一例を紹介いたします。
「たとえば、休憩にカップスープを飲むとします。それだけなら栄養タイプですが、冷蔵庫の残り食材を使って簡単なスープを作れば造形・想像タイプが加わり、家族と一緒に庭やベランダで食べれば、親交、転換タイプも加わります。また、絵を描くのが好きなら、思い切ってサークルに入ってみるのもひとつです。これで娯楽、造形・想像だけでなく、親交タイプもプラスでき、屋外で行えば転換、運動タイプも加わります。」
ふだんのちょっとした行動を休養モデルに当てはめ、付け加えていくと、実は、知らないうちに多くの休養行動を取っていることに気づきます。
さらに意識することによって、「いま休養が取れているな」という感覚になり、リラックスが深まります。
最後までお読みいただきありがとうございます。