心配と恐れではなく現実に意識を向け注意深く行動する! [ 健康スタジオ横浜 ]
● 心配と恐れではなく現実に意識を向け注意深く行動する!
健康スタジオ横浜の内藤です。
本日もご訪問くださりありがとうございます。
2月末の教室で新型コロナウィルスに関連したお話をさせていただきました。
新型感染症の場合は2週間あるいは1か月間に渡って活動を自粛したとしても残念ながら終息はしないというのが専門家の意見です。
長い時間をかけて終息していきます。
終息は年内かあるいは数年かかるとも言われています。
SARZやMARZ、新型インフルエンザの場合も終息まで長い期間を要しました。
新型コロナウィルスの場合は感染力が強いと言われ、症状がない方は気づかずに普通に生活をします。
また、風邪に似た症状だと言われていますので、少々のことでは仕事を休むこともないので、感染拡大の防止が難しいところです。
それでも早めに検査を行うことが出来れば、行動の抑制にはつながってまいります。
しかしながら政府は迅速な検査体制の確立には消極的です。
厚生労働省は自分のコントロール権の及ばない民間機関への検査依頼を渋っています。
実際に検査を拡大したとしたら、どれほどの感染者数が出てくるのか予想がつきません。
今も一部の国民はパニック状態になっていますが、これ以上の大パニックが起こることは容易に予想がつきます。
そして東京オリンピックの開催はかなり難しい状況に追い込まれます。
ここまでが2月末にお話をしたことです。
3月13日の安倍総理の会見で、中国の習近平国家主席の国賓来日があったので中国からの全面的な入国制限の時期が遅れたのではないかと質問がありました。
総理は国民の安全が第一であると苦しい釈明をしていましたが、国民よりも中国との政治判断を優先したのは明らかです。
札幌の雪まつりの時期から北海道に感染が拡大していったことから見ても責任は重大です。
習近平国家主席の来日が延期になったと発表した翌日に、中国と韓国からの実質的な全面入国制限がなされました。
新型コロナ改正特措法が3月13日に国会で可決されました。
先日の総理の会見では、今は非常事態宣言を出す時期ではないと話していました。
あくまでも「今現在の状況では」ということです。
今後、状況が変われば非常事態を宣言することも十分考えられます。
今後の展開を注視しておくことは次の2つです。
1.検査体制が整備され、1日の感染者数の大きな増加が発表されたとき
2.さらにオリンピックの延期あるいは中止の方向性が決まったとき
オリンピックの開催をまだ模索しているので、出来るだけ非常事態宣言を出さないような方向性で動いています。
もし、非常事態宣言が出されたときは、かなりのパニックになると思われますので、今後の動向を注意深く見守る必要があります。
世界的に経済システムが混乱をしています。
現在の経済システムが崩壊して、新しいシステムに移行することも予想されます。
日常生活では、いつもよく使っているものを、少しずつ買っておいたほうがよさそうです。
必要なものを普段から揃えておくことは、災害時の予行演習になる良いきっかけになります。
ただし、買い占めなどは行わないようにしましょう。
初めての感染症の場合は、全員が免疫を持っていないので、スタートラインは一緒です。
ただし違うのは免疫力の差です。
一般的に年齢が若いほど免疫力は高いものですが、やはり個人差があります。
そうなると、ウィルスから身を守るためには、普段からどのような生活習慣を持っているかで免疫力・体力が決まります。
若い20代の女性であっても罹患して重症化しています。
日頃の生活習慣の中で、運動していない、栄養が足りない、夜更かし寝不足に加えてストレスを抱えた心理状態だと、高齢者よりも免疫力が落ちていたことが考えられます。
一概に若いからとか、あるいは高齢者だからといって線引きはできません。
ウィルスから身を守る習慣についてはこちらをご覧になって見直してみてください。
そうは言いつつも、「最も手っ取り早く免疫が上がる方法は何かないですか」と訊かれましたので、次のようにお答えをしています。
それは「笑うこと」です。
笑いは即効的に身体の状態、心の状態を変えます。
自分がどのようなことで大笑いをするのか? ゲラゲラ笑うのか? 自分を知っていますか?
ひとりひとり笑いのつぼが違います。
私は私なりの笑いのツボを持っています。
これを見たらこれを聴いたら声を上げて大笑いするものがあります。
ぜひとも自分自身の笑いのツボを持ってください。
もし今、思いつかなければ、ぜひお持ちになることをお勧めします。
気分転換、ストレス解消、免疫力のアップにこれ以上安価で効果の高いものはありません。
そして、免疫が落ちるようなことを極力しないことです。
免疫を上げるのは習慣の積み重ねで少し時間がかかりますが、落ちるのはあっという間です。
この2つは特に気をつけましょう。
・夜更かしと睡眠不足
・心配と恐れ
今の時期は、特に早く寝ること、そしてグッスリと眠ることです。
グッスリと眠れなくても、睡眠時間を増やして、二度寝、三度寝をすることおすすめします。
そして、心配や恐れがどのような脳のシステムで身体に影響を与えているのか気づくことです。
心配や恐れは頭の中の出来事です。
今スーパーなどで起こっていることも、頭の中の状態が外に反映されています。
トイレットペーパーが不足するといったガセ情報に翻弄され、頭の中の心配や恐れと自分が同化したために、多くの人が買い占めに走っています。
自分、私の思考とどのように付き合うのかは、スペシャル以上のクラスで以前からお話をさせていただいておりますが、自分のマインドを観察する能力を高めることが必要です。
そして、目の前の出来事に意識をしっかりと向け注意深く行動することです。
私達ひとりひとりが意識を変える時期に入っていると思います。
検査が積極的に行われていないので、感染者数の実体が出てきませんがウィルスはかなり蔓延していると思われます。
北海道では雪まつりが行われましたが、もうすでに2月上旬にはヒトヒトで感染していたことを示しています。
気をつけて予防を心掛けていても感染するときは感染します。
元気な方は感染していても発症しないかもしれません。
発症しても軽い風邪程度かもしれません。
もうすでに知らないうちに感染して治っている方も多くいらっしゃると思います。
怖い怖い、感染したくない、自分を守ろうとする意識が強く働くと心配や恐れが生まれます。
心配や恐れの状態は、身体が緊張し、呼吸が短く浅くなり、全身の血流も悪くなり、免疫力も落ちます。
身体にすべて表れてきますので、身体の状態を繊細に観察なさってください。
緊張に気づき緩めてほぐす、呼吸に気づき静かでゆっくっりとした深い呼吸を心掛ける。
これは、今気づいたら、今できます。
今気づいて、今行っているときは、心配や恐れはありません。
ウイルス感染による病気は、ウイルスが体に入ったから必ず発病するとは決まっていません。
インフルエンザも一つのシーズンに何回もかかる人もいれば何年もかかったことがないという人がいます。
これはウイルスが体に入る量、ウイルスの性質、生体の防御力により決まります。
また、感染が成立するまでにある一定の期間があります。
新型コロナウイルスによる肺炎は、これらのことがまだ明らかになっていないために、多くの方が不安に思っている面が大きいようです。
「普段からの生活習慣を見直し免疫力を高める + 予防を行う」
当たり前のことを今一度見直す時期です。
昨年12月の高田馬場教室でも、2020年は混乱の年になるとお話をいたしました。
まさかウィルスで混乱になるとは思っていませんでしたが。
そして、どんなに悪い、ネガティブと思えるようなことが起こったとしても、良い部分も必ずあります。
今回もそのようなことが表れています。
もう見直しが始まっているところもあると思います。
これからの10年は、今まで常識だと思っていた様々なことを見直す10年間になると思われます。
想像もつかないくらい大きく変わっていきます。
あらゆる予測をしつつ、今までのことにしがみついていないで、何が起こるのだろうと、ワクワクしながら新しいことにアンテナを巡らせたほうが楽しく生きられそうです。
自分の意識が変わらないと愉しめる10年とはなりません。
そのときに生きていくための道具が、やはり「身体」と「心」です。
どんなに世の中が変化をしようとも、この時空間で生きていく限り、これは変わりません。
常日頃から道具を磨いておきましょう。