2/2日は節分! 例年より1日早い節分の理由 [ 健康スタジオ横浜 ]
● 2/2日は節分! 例年より1日早い節分の理由 [ 健康スタジオ横浜 ]
今日、2月2日は節分です。
アレっと思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
その理由は後半に残しておいて、暦のうえでの冬は、今日(2月2日)までとなります。
「節分」は本来、季節の移り変わる時の意味で、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指しています。
特に立春が1年の初めと考えられることから、次第に「節分」といえば春の節分を指すものとなっています。
立春を新年と考えれば、節分は大晦日にあたり、前年の邪気を祓うという意味をこめて、追儺(ついな)の行事が行われていて、その一つが「豆まき」です。
追儺とは悪鬼・疫癘(えきれい)を追い払う行事のことで、平安時代、陰陽師たちにより宮中において大晦日盛大に行われ、その後、諸国の社寺でも行われるようになり、古く中国に始まり、日本へは文武天皇の頃に伝わったといわれています。
映画 『鬼滅の刃』が大ヒットしていますので、豆まきもブームを反映して、興味をもっておられる方もいることでしょう。
一般的には、
豆まきは年男(その年の干支を持つ生まれの人)、または、一家の主人が煎った大豆をまき、家族は自分の歳の数だけ豆を食べるとその年は、病気にならず長生きすると言われています。
さて、冒頭でアレっと思われた方は、二十四節気に興味をお持ちの方かと思います。
節分といえば本来2月3日と相場は決まっています。
しかし2021年の節分は、2月3日ではなく、2月2日になります。
なぜでしょうか?
節分は季節の分かれ目の日です。
立春の日の前日となりますので、立春がずれれば自然と節分もずれます。
それでは、なぜ立春の日がずれるのでしょうか?
早い話が閏年(うるうどし)と同じ理屈です。
1年間を二十四節気に当てはめようとすると、1年に少しずつ誤差が出てきてズレが生じてきます。
そのズレを調整するために、2021年は2月3日が立春となりました。
ちなみに立春の日が2月3日、節分が2月2日になるのは、明治30年(1897)2月2日以来、なんと124年ぶりになるとのことです。
そして、反対に後ろにズレていたこともありました。
37年前の1984年(昭和59年)は、逆に立春の日が2月5日で、節分が2月4日でした。
あまり興味がなかったのでまったく憶えていません。
それでは、今後2022年以降の立春はどうなるのでしょうか?
これがまた非常に興味深いことになっています。
2022年以降は、立春の日が従来の2月4日になり、節分も2月3日になります。
ただし、今後は4年ごとに、節分と立春が今年と同じようにズレます。
2022年以降は、閏年の翌年の立春の日が2月3日となり、節分が2月2日になるということです。
わかりやすくいえば、オリンピックの翌年はズレるということです。
そして、例外的に2057年と2058年は2年連続で節分が2月2日になります。
今世紀末にかけて節分が2月2日になる頻度が高まる傾向にあるそうです。
こうなるとよくわかりませんね。
未来のその頃には、気候変動の影響で季節が大きく変わり、二十四節気が当てはまらなくなっている可能性もあります。
昔は「立春」や「節分」があったらしいなどとうわさ話に上る程度になるかもしれません。
ちなみに、節分、立春が変動する年は次のとおりです。
・2025年
・2029年
・2033年
・2037年
・2041年
・2045年
・2049年
・2053年
・2057年
・2058年
今日は124年ぶりの2月2日の節分です。
盛大に豆まきをして、あらゆる鬼を退治してみてはいかがでしょうか。
今日も最後までお読みくださりありがとうございます。