「身体の休息」と「脳の休息」でベストコンディションを作る

「身体の休息」と「脳の休息」でベストコンディションを作る

健康スタジオ横浜の内藤です。

本日もご訪問くださりありがとうございます。

 

ベストコンディションで快適に生きていく3原則です。

1.運動+身体ケア

2.栄養

3.休息+リラクセーション

基本的なことですが、この3つをバランスよく行うと体調が良くなり健康になります。

そしてエネルギーも高まります。

「気功」は、この高まったエネルギーをどのようにコントロールして、どのように使うかのスキルです。

気功のベースはここにあります。

 

人間の身体は片時も休むことなく動き続けています。

体調の良いときも悪いときもありますが、元に戻るホメオスターシス機能を持ち合わせています。

体調が良くない場合は必ず原因がありますので、上記3つが上手に行われているのか、バランスがとれているのか、確認をしてみましょう。

 

さて、「身体のケア」「栄養」をお伝えしましたので、今回は「休息」になります。

◆ 身体の休息

休息には「身体の休息」と「脳の休息」があります。

脳の休息については、この後お伝えいたします。

これも食事や栄養の摂りかたと同じです。

食事や栄養を充分摂ったから身体を動かすのでしょうか? それとも動いたから栄養を補給するのでしょうか?

十分に休息したから動き始めるのでしょうか? それとも動いたから休息するのでしょうか?

勘違いをしている方もいらっしゃいますが、動かして使ったから栄養を補給し休息します。これが原則です。

身体を動かして使わなければ上手に休息もできません。

 

「休息」の代表的なものが睡眠になります。

これに勝るものはありません。

日本人は特にショートスリーパーと言われているほど睡眠時間が短い国民です。

最低でも6時間は必要だと思います。

特に運動をしたときや身体(全身)が疲れているときは、7時間の睡眠はとりたいものです。

偏り疲労の場合は、軽く体を動かして全身の血流を良くした方が疲れがとれます。

 

実は眠るためにも体力が必要です。身体の力が衰えてくると睡眠の質が落ちてきます。

若い時はこれでもかというくらいたくさん眠ることが出来ますが、年をとってくると質の良い睡眠がとれなくなります。

よく眠るためにはある程度の体力が必要です。

また、内臓まわりの筋肉が衰えてくると、夜間トイレに行く回数が増えて、睡眠が思うように取れずストレスとなります。

年齢が上がれば上がるほど、身体づくり、体力の維持が必要になってきます。

睡眠をしっかりとれない方は、昼寝も含めて意識して長く眠るようにしましょう。

 

積極的な休息は1日のリズムによって作られます。

運動と食事もそこに関わってきます。

起床時間、就寝時間、食事の回数や時間も上手に盛り込んで、1日のリズムを作りましょう。

このリズムが睡眠の質に大きな影響を与えていきます。

入院している人は、ベッドで寝ている時間や身体を休めている時間が多いので、そうなると1日のリズムが上手に作られませんから、上手な休息も出来ません。

入院している方が夜眠れないのはそのためです。

入院している人であっても、出来る範囲で身体を動かした方が、身体の機能低下を防止できますし、血流も良くなり、身体のリズムがつくられ、よく眠ることができます。

デスクワークで長時間椅子に座っているような方、自宅で過ごす時間が多く運動不足になっている方も、積極的に身体を動かして全身の血流を良くするようにしましょう。

新型コロナウィルスの影響によって、いままでちょっとした風邪や体調不良では仕事を休むことなんてとんでもない、と思われていたことも見直されてきています。

ご自分の身体の声を聴き、無理をせずに早めに休むことも必要です。

 

■良質な睡眠をとるポイント

1.昼間はよく身体を動かしておく
(どんなに不眠症のひとでもクタクタになるまで動けばすぐに眠れます)
2.昼寝はしない、しても20分以内にする
3.寝る3時間前に、激しい運動や食事は済ませておく
4.寝る1時間前までに入浴は済ませておく
5.寝る前にパソコンやスマホを見ない
6.寝室は真っ暗にして寝る

 

脳の休息、ストレスコントロール

実は脳は何もしなくても疲れていきます。

何もしなくてもというより勝手に脳の中でエネルギーを消費してしまいます。

これをデフォルトモードネットワーク(DMN)といいますが、朝目覚めてから寝るまでの起きている間に、無意識のうちに考えている状態、無意識の思考ともいいます。

人間は1日のうちに6万個の言語が頭の中を巡っていると言われています。

言葉によって作られた世界を心(マインド)といいます。

目を瞑って考えないようにしようとしても、次々と言葉が勝手に浮かび上がってくる状態を誰もが経験したことがあると思います。これを雑念といいます。

特にストレス状態のときには、絶え間なく頭の中をエンドレスに同じような言葉が繰り返し繰り返し流され、さらにイメージが強められてきます。

今であれば、新型コロナウィルスの情報によって恐れに巻き込まれてしまった人の頭の中です。

その最も典型的な例ですが、自粛警察という、自粛による外出制限や営業自粛要請に応じないお店などに対して、歪められた正義感や恐怖感から警察のように私的に取り締まり攻撃を行う一般市民の方がいました。

マスク警察も同様です。

恐れによってつくられた思考の世界、頭の中の世界に埋没していますから、その作られた思考の世界からしか世の中が見えません。

それによって絶えずエネルギーを浪費しています。

 

新型コロナウィルスはほんの一例です。

このような「無意識の思考」の存在に気づいていなければ、ありとあらゆる頭の中の言語の世界に巻き込まれたままになります。

これがいちばん脳のエネルギーを浪費します。

 

巻き込まれている頭の中の世界から離れるためには、

1.頭の中で繰り広げられる言葉の世界は自分自身ではないと気づくこと

2.今あるものに100%意識を向けること
見えるもの、聞こえる音、身体の感覚、味覚、嗅覚

 

脳疲労や脳のエネルギー浪費を回避するためにも、以上の2つを1日のなかで気づいたらすぐ行ってまいりましょう。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。