血圧ビジネスのカラクリから身を守る!

●  血圧ビジネスのカラクリから身を守る!
健康スタジオ横浜の内藤誠一です。

いつもご愛読いただきありがとうございます。

冷え切って室内の温度が一定でないと、温かい部屋から廊下やトイレなど寒い温度差のある場所に移ると、寒さから体を守るために血管が収縮しますので、これを繰り返していくと徐々に血管が硬くなり血圧が高くなっていきます。

また、中高年になると、急に高血圧になる方が増えてきます。

若い頃は正常な血圧だったのに年齢とともに血圧が上がってきた、という人も多いのではないでしょうか?

これはこれで自然なことです。

人間は皆変化をしていきます。

若い人と高齢者がまったく同じ基準値で扱われている「血圧」のほうが不自然といえます。

昔は「年齢+90」が高血圧の基準値と言われていました。

これはどなたがおっしゃったのかわかりませんが、実に的を得ているといえます。

高血圧の基準は一定ではありません。

時代とともに変わってきているのをご存知でしょうか?

実はこんな基準だったのです。

1987年 高血圧の基準は180

1997年 高血圧の基準は160

2004年 高血圧の基準は140

2008年 高血圧の基準は130

年々下がってきていますね。

血圧の基準なんて実にあいまいで適当なものだということがわかります。

 

基準を超えた時点で患者というレッテルを貼られます。

そして血圧降下剤の服用を勧めるお医者さんもいるほどです。

お医者さんのなかでも意見が分かれており、血圧が180/110mmHg以上になってから薬物治療を勧めている方もいらっしゃるほどです。

人はみんな違いますし、本来一律には決められないものです。

しかし、医者が薬を飲まないと、「○○○になりますよ」なんて脅かすものですから、殆んどの人が言われたとおりに薬を飲むことになります。

そして製薬会社の売り上げに貢献することになります。

血圧降下剤はビッグビジネスとなっており、今や年間約2兆円の売り上げを計上しています。

何と20年前の5倍の売り上げとなっています。

基準を下げれば下げるほど患者が増えるシステムなのですから当然です。

薬を消費する患者さんはたくさんいますが、高血圧の薬で高血圧が治った患者さんがいるでしょうか?

私の知っている限りそのような方はいらっしゃいません。

これって本当です。

お確かめになってください。

薬を飲んで高血圧が治ったという人が周囲にいらっしゃいますか?

おそらくいません。

治ったというのは、薬を飲まなくてもよくなった人をいいます。

そのような人はいませんね。

今の日本の基準の中では、ず~っと薬を飲ませ続けられるのです。一生。

薬がないと自分の体を維持できない「ヤク漬け」人間ばかり増やしています。

思うツボというわけです。

医者は製薬会社の実に優秀な出張営業マンです。

私たち自身がこのような状況はオカシイと気づかなければなりません。

「世界一薬を喜んで消費する国民」

といったありがたくもない称号を世界から与えられています。

そして、サティアンという日本の中にいるとそのおかしさに気づきません。

高血圧には、体質はもちろんのこと、食生活や生活習慣などさまざまな原因があります。

そして、実は足の筋肉の衰えも血圧を上げる原因になっていることをご存知ですか。

足の筋肉と血圧の関係・・・・??

まるで関係がなさそうに見えますが、腰から下に多く存在する筋肉の働きが悪くなると血流が悪くなり、その結果血圧が上昇していきます。

特にふくらはぎは、足の先から心臓に向かう血流が最初に通過する場所で、血液の流れを大きく左右する重要な箇所です。

ふくらはぎの働きによって、下半身の血行が良くなったり、悪くなったりするのです。

 

年齢とともに筋肉は次第に衰えてきます。

それなのに、歩くことや運動をすることを嫌い、下半身の筋肉を使わない生活をしていると、足の衰えのスピードが加速して、筋肉量が減り、筋肉も硬くなり、怪我をしやすく働きも悪くなってきます。

その結果、血管が硬くなり、ますます血液の循環が悪くなり血圧が上がってしまいます。

実際に、血圧の高い人のふくらはぎは、硬くこわばって弾力のない場合がよくあります。

こうした場合、やはり運動をすることが大切です。

ふくらはぎを刺激して筋肉をほぐすことで、血圧は少し下がってきます。

それは、滞っている血液を心臓に押し流し、下半身の血行を活発にするからです。

高血圧に限らず、生活習慣病と呼ばれるものは薬では治りません。

治ったというのは、薬を飲まなくても生活出来るようになった人たちをいいます。

そのような人は残念ながらいないのが現状です。

生活習慣病は自分で作り出したので、自分で習慣を変えて治していく以外にありません。

欧米では、生活習慣病は西洋医学では治らないことが明らかになって、ヨーロッパをはじめ、アメリカも方向転換をしています。

日本では相変わらず19世紀の古い医学を踏襲しています。

日本で行われている医療は、ウィルス、細菌性や急性期の病気に対しては有効ですが、ガンや高血圧、心臓病、脳溢血なども習慣を変えない限り、根本的な治癒には至らないことがわかっています。

 

日々どのような習慣で過ごしているのか? もう一度見直してみましょう。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。