身体宇宙を巡っている毛細血管を若々しくする効果と方法とは!

●身体宇宙を巡っている毛細血管を若々しくする効果と方法とは!

健康スタジオ横浜の内藤です。

本日もご訪問くださりありがとうございます。

 

3月に入って暖かい日が増えてまいりました。

桜の開花まであと1週間あまりです。

見ごろは25日あたりから今月いっぱいまでとなりそうです。

今年はどこにお花見に行こうか、天気と相談しながら、そんな季節となりました。

 

さて、最近では血管系の病気で突然亡くなられる方が有名人でも多いように感じます。

脳溢血や心不全など。

何が原因となっているのかわかりませんが、アレの影響が多分にあるとは思われます。

 

私たちの身体の中には、血液を運ぶ道路のような役割をしている血管があります。

血管には4種類あります。

・動脈
静脈
・細小動脈
・毛細血管

 

いちばんご存知なところでは動脈と静脈がありますが、実は全血管の99%は毛細血管が占めています。

毛細血管は37兆個の細胞のひとつひとつに、血液を通して酸素や栄養を届け、老廃物を回収するなどの役割を担っています。

しかし、年齢が上がったり生活習慣が乱れていると、毛細血管が劣化し、人によっては毛細血管が減少して、毛細血管の管はあるものの血液が流れていない「ゴースト血管化」が進みます。

そうなると、人間の身体に必要な酸素や栄養が各細胞や臓器に行き届かなくなり、老廃物も回収することが出来なくなって、身体に残存することになります。

頭のてっぺんから足の指先まで、身体の中のありとあらゆるところへ新鮮な血液を運ぶことのできる血流が必要になります。

これが健康のベースであり、気の能力のベースであることは言うに及びません。

 

また、大きな役割を担っている血流とはどのようなことを言うのでしょうか。

「心臓から体の隅々まで出て行った血液が全身の血管を巡り、また心臓へ戻ってくる流れのことをいいます。」

この間、時間にして約30秒です。

 

その速度で、実に地球2周半ほど(約10万キロメートル)の全身の血管を駆け巡り、1日にしてに約7,200リッターと言う驚くべき血液の量を体に循環させているといいます。

血流は全身に新鮮な酸素や栄養やホルモンを必要な体の各器官へ運び、戻ってくるときには老廃物や二酸化炭素を回収し、さらには途中で傷口を修復したり異物を排除するなど、生きるために様々な重要すぎるほどの役割を担っていますから、そのスケールたるや宇宙に匹敵するほどの広さで想像することもできません。

身体はミクロコスモス、小宇宙たる所以です。

 

その血流が順調に流れていれば何も問題はないのですが、もし途中で流れが悪くなったり、あるいは咳止められていたり、また、血液そのものがドロドロになっていたとしたら、どのようになってしまうのでしょうか?

血流が悪くなると、酸素や栄養が行き届かなくなったり、体の中に老廃物が溜まりやすくなります。

その結果として、体に起こる不調は次のようなものがあります。

・むくみ
・冷え性
・便秘
・頭痛
・内臓の不調
・肩こり腰痛

 

また、手足の末端まで伸びる毛細血管は、全身の血管の約99%を占めていますが、血流が悪化すると、体表面であるシミ、シワ、抜け毛、爪割れなど美容の面にも大きなダメージをもたらすことになります。

 

このように見た目でわかるような、体表面上にあらわれている場合はまだしもですが、

血流が悪くなる事で特に深刻なのは、脳や心臓などの内臓への影響になります。

脳の血流は、鬱や認知症とも密接な関係があり、悪化すると情報伝達の働きが低下して自律神経が乱れ、深刻な精神的不調にまで発展するリスクがあると言われています。

また内臓にも多くの毛細血管が行き渡っていますから、そこでゴースト血管になったり、あるいは血流が咳止められたりすると、その部分の細胞や神経に新鮮な酸素や栄養が行き届かなくなり壊死して機能が失われ、ガンなどの病気になったりします。

最悪の場合は心臓の活動が停止するなど、突然死に至ることもあります。

 

さらに、目や耳や鼻、歯、歯茎に至るまですべて血液が流れており、血流が悪くなってくると不調の原因になります。

新鮮な血液が滞ることなく全身の隅々まで行き渡れば、身体はいつまでたっても健康な状態を保っていくことができます。

 

 

血流の悪化の大きな要因は、やはり年齢を重ねる加齢によるもの、生活習慣の乱れによるものと言えます。

40代以降になると大半の人に血管の硬化が見られるようですから注意が必要です。

例えば普段から運動不足の人は、心臓から出て行った血液を戻すポンプの役割を担っている筋肉が弱くなっているため、血流が滞りやすくなります。

また、普段の食生活で、添加物や糖質、脂質を多く摂りすぎて血管にダメージを与えているような方は、身体の隅々まで血液が届きにくくなります。

他にも過労や睡眠不足、人間関係のトラブル、喫煙や飲酒等による心身のストレスでも血管は硬く縮こまり、血流が悪くなります。

 

新型コロナの遺伝子注射による短期的な薬害も心臓血管系へのダメージが確認されています。

もちろん個人差はありますが、リスクの高い人が接種すると命の存続に直結するような影響が表れます。

加えて長期的なリスクも表れてくる時期をこれから迎えます。

 

それでは血流を良くするためにはどのようなことが必要でしょうか。

血管と血液の質を良くすることが大切になります。

質を良くするとは、血管には強さと柔軟性があって、血液はさらさらと流れている状態といえます。

背骨と気の関係にとてもよく似ています。

そのためには、運動や食事をはじめとした生活習慣の改善、ストレスをできるだけためない生活を心がけることが必要です。

 

私たちの体の中では、生まれてから死ぬまで、一瞬たりとも休むことなく、多くの器官が働き続けています。

心臓や血管も同様です。生まれてからこのかた止まったことはありません。

当然動き続けていますからダメージも蓄積されてきます。

ダメージを受けた血管はあるホルモンによって修復がなされます。

そのホルモンは必要に応じて内分泌器官から分泌され、血流に乗って対象の組織へと運ばれて効果を発揮します。

 

100種類を超えるホルモンの中で、毛細血管の健康を保ち、細胞の老化を抑えるために働く代表格こそが成長ホルモンになります。

成人の身体が完成してからは、成長ホルモンは毛細血管はもちろんのこと、全身のすべての細胞を修復するとともに、細胞の新陳代謝を活性化させるように働きかけ、健康体を保つ役割を果たしています

成長ホルモンを分泌させるために、手っ取り早く行える方法が2つあります。

1つは、

・負荷をかけた運動

もう一つは

・睡眠

になります。

 

負荷をかけた運動は、特に大きな筋肉群である足腰に負荷をかけながらゆっくりと行うことで、成長ホルモンの分泌を促す大きな役割があります。

そのなかでもスロースクワットとスローカーフレイズは、身体機能の維持向上を図るだけではなく、成長ホルモンを分泌させ、毛細血管を修復させるためにも大きな効果があります。

さらに、ゴースト血管となってしまった眠っている血管を目覚めさせる役割もあります。

 

そして睡眠は、就寝後3時間に最も多く成長ホルモンが分泌されることがわかっています。

睡眠にはリズムがあり、「レム睡眠」という浅い眠りと「ノンレム睡眠」という深い眠りを約90分サイクルで繰り返しているのですが、成長ホルモンは、就寝してから1回から2回目のノンレム睡眠時に最も多く分泌されると言われています。

出来れば睡眠のゴールデンタイム(午後10時から午前1時までに)に眠ることで、さらに成長ホルモンの分泌が促されます。

 

このように、毛細血管を意識してケアをすることで、劣化現象を防げるほか、何歳からでも血流が復活し再生も可能だということです。

身体の宇宙を張り巡らせている毛細血管を鍛えることは、健康のベースだけでなく気の能力のベースにもつながります。

毛細血管を鍛えて、身体の隅々にまで新鮮な血液を送ることが出来る身体づくりを行っていきましょう。

毛細血管の具体的な鍛え方については、健康スタジオ横浜の「背骨呼吸メソッド」の教室で行っています。

 

昨日からWBCが始まっていますが、注目を集めている大谷翔平選手の睡眠時間は、8時間から9時間と言われています。

ショートスリーパーではなくしっかりと眠っています。

枕や寝具にもかなり気を配っています。

質の良い睡眠がパフォーマンスにつながっているようです。

 

今日も最後までお読みくださりありがとうございます。