「脳を休息」させてエネルギーの浪費を抑える!

「脳を休息」させてエネルギーの浪費を抑える!

健康スタジオ横浜の内藤です。

本日もご訪問くださりありがとうございます。

 

「運動」「栄養」「休息」の3本柱が整うことで身体と心の良いコンディションをつくることが出来ます。

気・エネルギーも豊富になりますので、気のトレーニングもスムーズに進んで行きます。

運動、栄養補給に続いて、今回は脳を休息させて不必要なエネルギーの消費を抑える方法をご紹介いたします。

 

運動をしてケアもして、栄養も摂っているのに、次のような状態だとしたら、身体ではなく脳が疲労しているかもしれません。

・「忙しい時も忙しくない時もいつも疲れている」
・「どれだけ休んでも、眠っても、何となくだるい」
・「集中力が続かなくて、いろいろなことが気になってしまう」

休息は、身体を休めることだけではなく、脳を休ませることも併せて行うことが必要です。

 

身体の休息は、充分な睡眠をとったり、旅行に出かけてゆったり過ごしたり、温泉に浸かったりなど体を休めることで休息できます。

しかし、脳には脳の休め方があります。

脳疲労は肉体疲労とは根本的に異なりますから、どれだけ身体を休めても脳に疲労が蓄積されていきます。

実は、脳は「何もしない」状態でも、勝手に疲れていきます。

脳は体重の2%ほどの大きさにもかかわらず、体が消費する全エネルギーの20%も使っています。

さらに、この脳の消費エネルギーの大半は、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)と言う脳回路に使われています。

デフォルト・モード・ネットワークとは、脳の内側全頭前野、後帯状皮質、下頭頂小葉などから構成される脳内ネットワークで、脳が意識的な活動をしていない、無意識の思考にある時に働いている状態です。

 

計画したり、企画したり、発明したり、といったクリエイティブな脳の活動は、「意識の思考」として使っています。

反対に意識していないとき、無意識で行えるルーティンワーク、歯磨きや歩いているとき、ぼーっとしているときなどは、頭の中には様々な勝手なおしゃべりが流れてきますが、これを「無意識の思考」といいます。

日中は「無意識の思考」に巻き込まれていることが多くなっています。

実は、この「無意識の思考」の時に、脳がいちばんエネルギーを消費していると言われています。

特にストレス状況下にあるときなどは、考えても答えが出ないことや、過去の出来事や、未来の不安などが頭の中をグルグルとよぎり、「無意識の思考」に留まっている時間が増えますので、エネルギーをものすごく浪費します。

そうなると、自分では何だか分からないうちに、非常に疲れてしまいます。

つまり、デフォルト・モード・ネットワークの活動を抑える脳の構造を作っていかないと、いつまでたっても真の休息は訪れては来ません。

 

気やプラーナなどのエネルギーのトレーニングを気功やヨーガでは行いますが、いつも言語で考え過ぎているタイプの方は、エネルギーが漏れた状態となっていますので、エネルギーが少なく感じることも出来なくなっています。

 

疲れやすい脳の状態のときは「現在・今」にはありません。

意識が常に過去や未来にばかり向かい、心と体が一致していません

それに気づかずに、慢性化してしまうと、自律神経やホルモンを介して体に様々な悪影響を及ぼしてきます。

脳の状態をいつもチェックをして、無意識のうちに勝手に言葉が頭の中を占めているようであれば、「現在・今」あるものに意識を向けるようにします。

一番手っ取り早い方法は自分の体の感覚に100%意識を向ける方法です。

「気功」「ヨーガ」などの身体の感覚に意識を集中するものはたいへん効果があります。

また、マルチタスクで何かをしながら何かをする、といったことをできるだけやめるようにします。

1つのことだけに集中して行うようにしましょう。

ストレスは頭の中にしかなく脳内の現象です。

頭の中の状態に意識を向けて気づく習慣を取り入れるようにします。

 

その他にも「瞑想」「座禅」「マインドフルネス」などは頭の中の状態からある一定の距離を置く良い方法です。

瞑想をすると、頭の中に雑念が浮かび上がってきて嫌だという人もいますが、雑念に気づくということは、頭の中の思考と一定の距離を置いた結果です。

そのまま客観的にながめておきましょう。

 

そして、目を休ませることを意識的に行いましょう。

スマホ、パソコン、タブレット、テレビに惹きつけられて離れることが現代人は難しくなっていますが、目を休ませることは脳の休息になります。

ほんの少しの時間でもあれば、目を瞑る、あるいは眠ることも脳の休息になります。

 

「脳を休息」させることは、脳の使い方に自ら気づくことです。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。