小周天気功法(下丹田に気を下ろす)

小周天気功法(下丹田に気を下ろす)

小周天気功法 エクササイズを始める前に、動作中のポイント、イメージの仕方をお読みいただくと更に効果が高まります。

 

■気を下ろす必要性

不安、心配、恐れは首から上の脳の中にあります。

このようなときは気が上がった状態となり、身体の気がしぼみフィールドが薄くなります。

さらに気が上がった状態が続いていると身体に悪影響を与えます。

私たちのエネルギーの中心は下丹田にあり、下丹田を意識すると気が下りてきます。

地に足が着いた状態を気功で作りましょう。

 

■小周天気功法の流れとポイント

1.膝屈伸
かかとを床に着けて膝を抱えます。足腰の機能を向上させます。

2.伸脚
片膝を曲げてカカトを床に着けて一方の足を伸ばします。
ふくらはぎ、膝裏、太ももの後ろを伸ばし経絡の流れを促進させましょう。

3.スワイショー
①身体の部分に意識を向け「ありがとう」と心の中で唱えます。
②手指、手首、前腕、上腕、肩甲骨、太もも、膝、ふくらはぎ、足首に意識を向けます。
③動作が終わったら身体の右半身と左半身の気が流れる違いを感じましょう 。

4.身体の縦ゆすり
①身体のなかのコリ、緊張の残っている部分を揺すってほぐします。
②身体に違和感のない方は、下丹田に意識を向けて揺すり気を下ろします。

5.手の気を呼吸で動かす
①手のジ~ンとした感覚を吸う息で手首・肘・肩まで動かします。
②吐く息で手に戻し繰り返します。

6.亀の型
①肘を前から後ろに綺麗に回転させ肩甲骨を回します。あごの回転も加えましょう。
②下丹田のボールを前から後ろに回転させながら亀の型を行います。
③背骨を前後に波打たせながら動かすイメージを加えます。
④気のボールを身体の周囲に巡らせながら亀の型を行います。(女性回りの本功法)

7.鳥の型
①肘を後ろから前に綺麗に回転させ肩甲骨を回します。あごの回転も加えましょう。
②下丹田のボールを後ろから前に回転させながら鳥の型を行います。
③背骨を前後に波打たせながら動かすイメージを加えます。
④気のボールを身体の周囲に巡らせながら鳥の型を行います。(男性回りの本功法)

8.龍の型
①合掌した腕を横棒1本に固定したまま横に繰り返し動かします。
②下丹田のボール横に回しながら、合掌した手を縦の楕円に回します。
③背骨を横に波打たせながら動かすイメージを加えましょう。

9.回転のスワイショーで背骨を捻じる
①下丹田のボールを水平に回し背骨を交互に捻じります。
②腕は脱力して身体に巻き付けるようにして行います。
③動作の後半では空間の気を両手でこねるように動かします。

10. 熊の型
①体幹部を横八の字∞に動かすイメージを持って行います。
②左右の肩甲骨を前から後ろに交互に回しながら体幹部・頭部を動かします。
③動かすポイントを命門、脊柱、霊台で横八の字で動かします。
④気持ちよく背骨をユラユラと動かします。

11. 楽々腹式深呼吸
①身体の前で大きな気のボールを抱えます。
② 「ハァー」と息を吐きながら腕をおろしリラックスして気も一緒に下ろします。
③「フー、フッフッフー」で腰をしっかり下ろし、息を吐き切りお腹を十分へこまして3秒止めます。
④お腹を緩めて息を吸いながら立ち上がります。
⑤お腹を締めることで下丹田の充実度をアップさせます。

12. 縦ゆすりとジャンプ
①身体をゆすりほぐします。さらにジャンプをして身体を大きく揺すります。
②動作が終わり身体から溢れ出る気を感じましょう。
③手を広げた呼吸法でリラックスし、手を下ろすときに気の感覚に意識を向けましょう。

 

お時間のある方は、この後に仰向けになって気持ちよくリラックスなさってください。

 

大きな変化の時代だからこそ、健康な身体は一生の財産になります。

下丹田を充実させて、エネルギー体を大きく育て、元気に過ごしてまいりましょう。