老化は足からと言われているのは本当?

老化は足からと言われているのは本当?

健康スタジオ横浜の内藤です。

本日もご訪問くださりありがとうございます。

長寿大国日本といわれて久しいですが、実際に健康で動ける年代は、平均寿命マイナス7年から10年くらいといわれています。

男性で73歳くらいまで、女性で76歳くらいまでが健康で動ける健康寿命と言われています。

それ以降の平均寿命までの期間は、誰かのサポートを受けないと、自立して生きていくのが大変な時期に入ります。

男性で7年、女性で12年くらいとなります。

あくまでも平均ですから一律ではありません。

平均寿命 ー 健康寿命の差が世界一なのが残念ながら今の日本です。

つまり、世界でいちばん寝たきりや介護を受ける時間が長いのが日本人ということです。

いかにして、(平均寿命ー健康寿命)の差を短くしていくのか?

これからの日本の大きな課題といえます。

それでも中には、80歳を過ぎた高齢者でもかくしゃくとして元気な方も珍しくありません。

長生きに関しても二極化の傾向が現れてきています。

歳をとったからといって、「体力がない」「体力が落ちた」と嘆いていても、思うように自分の体をコントロールできない生活に突入していくのは目に見えています。

また、体の衰えは「脳」の衰えに比例していくことも最近の研究で明らかとな
っています。

健康寿命を延ばして、ハツラツとしたスーパー高齢者になるために大切なことは、指先でも口でもありません。

いちばん大切なのは”足”なのです。

「足の筋肉」のなかでも太ももとふくらはぎです。

よく「老化は足から」と言われています。

足が弱ってくると、まず出歩くのがおっくうになります。

自然と外出も減りがちになり、段々と家の中にいる時間が多くなり、外からの刺激や人とのコミュニケーションも減ってきて、身体的にも精神的にも老け込んできます。

「足が衰えると、脳も衰え老化が進む」

足が大切なのは、解剖学的にも証明できます。

人間の筋肉の実に3分の2が足、腰に集中しています。

足が衰えるということは、全身の3分の2が衰えることを意味しています。

単に立ったり、歩いたりということ以上に大切な役割を担っています。

例えば足の筋肉は、心臓に血液を送るポンプの役目、さらに大脳を覚醒させる役割もあります。

年齢と共に、下半身の筋肉が衰えてくると、立ったり歩いたりといった日常生活に支障が出てくるほか、全身の血行に影響を及ぼし冷え性や内臓の働きが低下するといったさまざまな体調不良の原因となってきます。

また、大脳にきちんと覚醒信号が送られず、日中でもぼんやりすることが多くなるなど、頭の働きにも影響がでてきます。

高齢者が転倒して足を骨折し寝たきりになると、そのまま認知症を発症してしまう方が多いのはそのためです。

このようなことが続いていくと、実際の年齢よりもかなり老け込んだ印象を与えてしまうことになります。

まさに「老化は足から」と言われる所以は以上のような理由からです。

健康スタジオ横浜の「背骨呼吸メソッド」では、太ももやふくらはぎを鍛える次のエクササイズを取り入れています。

・スロースクワット(太もも)
・太ももストレッチ
・スローカーフレイズ(ふくらはぎ)
・ふくらはぎのストレッチ

特にゆっくりとした動作を心掛けていますので、自分の身体と向き合い、身体と対話をしながら進めています。

ゆっくり行うことで、成長ホルモンが出るので、骨や筋肉が強くなります。

次回も、「体の力を高める」内容についてお伝えしてまいります。

お楽しみに!

皆様のご意見・ご感想などをお待ちしております。