カロリーを気にして偏った食事をしている人は要注意!!
● カロリーを気にして偏った食事をしている人は要注意!!
健康スタジオ横浜の内藤です。
本日もご訪問くださりありがとうございます。
「バランスよく食べましょう」という言葉は今まで何度も耳にしたことがあるかと思います。
そうなるとたくさん食べることになるので「太りたくない」と言う人がいらっしゃいます。
カロリーオーバーを気にしているのでしょうがそれは違います。
そもそもカロリーとはどのような意味なのかご存じでしょうか。
カロリーとは熱量です。
簡単に説明すると、カロリーとは、食べものを物理的にバーナーで燃やして灰にするのにどのくらいのエネルギーを使うのかを表したものです。
ちなみに体内でバーナーの役割をするのは主に酵素です。
私たちが全員同じパワーのバーナーを持っているなら、食べものを燃やす機能も同じで、カロリーも同じになります。
しかしながら、私たちの身体はひとりひとり違います。
酵素がうまく機能している人は、強いバーナーを持っているので、消化を促し、効率的に吸収し、そして上手に排泄をします。
これもすべて身体が行っています。
消化、吸収、排泄のサイクルがしっかりと働いていると太りにくくなります。
ところが、酵素がうまく働いていない人は、バーナーが弱く、消化に時間がかかり、そのぶん、身体に脂肪を溜め込みやすくなり、太りやすくなります。
カロリーよりも食べものを処理する身体の機能こそが重要です。
食べ物を口に入れたら終わりではありません。
消化、吸収、排泄といった仕事が出来る身体を持つことが重要です。
カロリーばかりを気にして栄養のバランスをおろそかにしていると、身体の機能は低下してきます。
機能が低下した身体は老廃物を溜め込みやすくなり、太りやすくなります。
ダイエットのためにカロリーを気にしていたのに、残念ながら反対の結果を招いてしまうということになります。
近年のダイエットブームで、ごはんやパン(小麦粉製品)などを食べないようにする「糖質カットダイエット」が流行っていますが、これも栄養バランスの点で非常に問題があります。
たとえばご飯は、お茶碗1杯(150g)で約250キロカロリーほどになります。
カロリーを気にする人からすると「太る食品」であり、ご飯は炭水化物です。
しかし、「脂質・タンパク質・炭水化物」は人体に必要な三大栄養素です。
そのうちの一つを「カロリーが高いから」「糖質が高いから」というだけで削ってしまっては健康を害してしまいます。
たとえば糖質ダイエットで外されがちの穀類には、食物繊維が豊富に含まれています。
摂取しないと、便が出にくくなってしまうばかりか、体内に溜まった食べカスや老廃物が腐敗し、毒素を出しはじめます。
これではかえって体調が悪くなります。
消化・吸収・排泄の能力は人によって違います。
表示されたカロリーばかりを気にして偏った食事をするより、身体の機能を高めいろいろな食材を食べるほうが健康への近道になります。
今日も最後までお読みくださりありがとうございます。