ときめいて生きる!「帯津式ゆる~い養生11か条」
●ときめいて生きる!「帯津式ゆる~い養生11か条」
健康スタジオ横浜の内藤です。
本日もご訪問くださりありがとうございます。
89歳になって今も現役の医師としてご活躍されている、帯津三敬病院の帯津良一院長がおられます。
毎朝午前3時半に起きて病院に出勤し、朝の気功や太極拳を行い、日中は診察の仕事をし、夜は晩酌といった1日を過ごしておられます。
その1日の中でときめきくことを大事にしています。
人はときめいているときに、心が小躍りをして、生命が躍動すると、おっしゃっておられます。
生命が躍動することでエネルギーが増産されて、自然治癒力をはじめ、免疫力も高まっていくそうです。
今年の2月にも新刊『89歳現役医師が実践! ときめいて大往生』を出されています。
帯津先生がときめいているのは、朝の気功に夜の酒、講演でしゃべる、そして女性だそうです。
もうひとつの書籍『1日1分からはじめる65歳からの呼吸法&気功』には、日常生活に取り入れやすいときめきの方法が紹介されています。
今回は本の中の最後に掲載されています「老境をときめいて楽しむための帯津式「ゆる養生11か条」をご紹介いたします。
加えて私なりの感想を、※でプラスしてご紹介いたします。
その1:
忙しく立ち働く
私は仕事が好きです。忙しく立ち働くことは、足腰の鍛錬にもなるし、ボケ防止につながります。また、働くことで経済的な自由を得ることもできます。
※必ずしも働くことにこだわる必要はありませんが、年をとって何もすることがないのはつまらないものです。できるだけ社会に出て人と関わることによって、ほどよい緊張感と刺激が得られます。年をとって引きこもりは駄目です。脳への刺激も少なく認知症のリスクが高まります。積極的に外に出ましょう。
外に出ていくためには道具のお手入れが必要です。身体と心です。
その2:
心から「おいしい」と思うものを少量食べる
心からおいしいものをときめいて食べることは一番の栄養になります。
ビールとともにいただく、すき焼きやかつ丼、シングルモルト・ウィスキーで口を湿らせながら食べる桜餅やわらび餅など、好物がたくさんあります。
いずれも栄養学的な見地から考えると、あまり健康的とはいえないかもしれませんが、やはり喜びが大事です。
※ お腹がすいていると何でも美味しく、ついついたくさん食べてしまうのですが、「心からおいしい」と思うものです。目が食べたいものではなくてです。
身体を動かさないでいるとお腹もすかず美味しく食べることができません。
人間は動くからお腹がすいて、エネルギー補給のための食事を摂り、休息するために眠ります。動きからすべてが始まります。
その3:
晩酌を楽しむ
また酒かと言われそうですが、やはり私の養生には酒は欠かせません。
酒は養生なのですから、酒好きであれば毎日適量を飲まないといけません。
※ 晩酌ではなくても、好きなものを楽しんだらいいと思います。ホドホドにです。
あれもダメこれもダメではストレスが溜まります。
そのためにも日頃から身体のキャパシティを高めておくことが必要です。
すべては動くことが基本です。
その4:
呼吸法を行う
これもいのちのエネルギーの補給には欠かせません。
1日に1分でもいいので、呼吸法を行いましょう。
※ 呼吸法ですから、意識して行う呼吸のことをいいます。呼吸法にはたくさんの種類があり、たくさんの効果がありますが、シンプルに「ゆっくり吐く」に尽きます。
身体を動かしながら行う呼吸法は呼吸筋を鍛えるいい運動になります。さらに心の健康のためにも大きな効果があります。
その5:
気功をたしなむ
呼吸法と気功、この2つが生命に働きかけて、心を躍動させることは間違いありません。自分に合ったものを楽しみながら続けましょう。
※ 気功を好み、ある程度身につけるところまでいくと「たしなみ」になります。
日課として自分で出来るくらいまでにはなる必要があります。
その6:
色気を忘れない
何歳になっても異性に関心を持ち続け、大いにときめきを持ちましょう。
色気のある人はいくつになっても魅力的です。
※ あまりにも人目を気にしないのも困りものです。お化粧をしたりオシャレを楽しむのも心のパワーが高まります。好きな歌手やアイドル、スポーツ選手やチームなどのファンになり追っかけになるのも心ときめきます。
その7:
下半身の筋力を保つ
下半身が衰えると、健康長寿に大きくマイナスになります。
何歳になっても自分の足で歩いて、フラリとなじみの居酒屋ののれんをくぐる自由を持ち続けたいものです。
そのためにはこまめに動いて下半身の筋肉に負荷をかけることが大事です。日常生活においても、できるだけ歩くことも心がけてください。私は病院でもエレベーターは使わずに階段を使うようにしています。また、筋力をつけるためにも肉などの良質のたんぱく質を摂ることも大事です。
※ 高齢になればなるほど、いちばん保ち続けておいたほうが良い身体の機能です。
生命(いのち)のパワーの源です。加えて背骨周りの筋力、背骨力も高めておけば、見た目からして老人には見えません。筋力を保つためには栄養の摂取も必須です。たんぱく質、ビタミン、ミネラルはかなり多めに摂っておくくらいがちょうど良い目安になります。そして体重減少によって筋肉が落ちないように気をつけます。
その8:
骨の健康を保つ
老齢になって足腰が弱くなると転倒・骨折しやすくなります。転んで骨折し、そのまま寝たきりになる人も少なくありません。骨を丈夫にするためのカルシウムの摂取のために、小魚や昆布のだし汁をおすすめします。
※ 筋力とバランス力が衰えると、ちょっとした転倒やアクシデントで骨折しやすくなります。骨を強くするには3つの要素が必要です。①運動する ②栄養(カルシウム) ③日光に当たる の3点セットです。あくまでもセットです。食べるだけでは骨は強くなりません。
その9:
生きる哀しみをかみしめる
人間は本来、悲しく寂しい存在であると心に命じましょう。そこからときめき、生きる希望が湧き上がってきます。
※ 哀しみになるかどうかはその人の生き方次第です。高齢者になっても世の中の変化にアンテナを張り、好奇心を持って変化を愉しんでいけたら、生きる楽しみはたくさんあります。
その10:
老化には楽しく抵抗する
老化は一種の完成ではありますが、ただ老いに身をまかせるのではなく、楽しく抵抗することも大事です。運動をする、食養生する、ボケないように頭を働かせるなど、できる範囲で楽しく工夫をしましょう。
※ 高齢者でかくしゃくとして元気に生きておられる方に共通していることは「もう年だから」などとは全体に口にしません。好奇心旺盛で楽しんでいます。楽しむための道具として身体が必要なので積極的に維持しておられます。
その11:
いい場に身を置く
いのちのエネルギーに満ちあふれた人たちとの交流を保つことで、エネルギーが相互に上昇していきます。「この人いいな」と思ったら、始終付き合うことです。いい人から気をもらうのです。その場合、自分もまたいいエネルギーを相手に与えることができるよう努力しましょう。また、環境としては「いい場」、つまり大自然から気をもらうことです。
※ 出来たら若い人たちとの交流がおすすめです。そのような所を見つけて積極的に足を運ぶことです。さらに一緒に何か出来たとしたら最高ではないでしょうか。身体も心もイキイキとしてエネルギー豊かになります。
また、自然豊かな山とか海など、できるだけコンクリートの環境からは離れて、心地よくくつろげる場を探して定期的に通いましょう。
3つの自由こそが最高の人生
・自分の身のまわりのことが自分で出来る
・自分の行きたいところへいつでも自由に行ける
・自分のやりたいことが自由に出来る
以上の3つを全うできることが最高の人生!