脳幹の機能低下とストレスについて

脳幹の機能低下とストレスについて

健康スタジオ横浜の内藤です。

 

私たち人間は地球から物質の身体をいただき、宇宙エネルギーによって生かされています。

そして明るく健康的に生きて行く為には、脳幹が機能低下を起こしていない、活性化して脳のシステムが正常に機能している事が重要です。

脳幹は生きて行くために必要な全てを司っており(自律神経、ホルモンなどの内分泌系、呼吸、血液循環などの中枢がある)、脳幹の働きが止まることを死といいます。

何故なら、脳死の状態の人も、脳幹だけは働いている為に、何らかの機械のお世話になるにしろ、生命維持活動だけは保たれるわけです。

 

その反対に、脳幹の機能が停止しているのに、他が動いていると言う事はあり得ません。

それではなぜ脳幹が機能低下を起こしてしまうのでしょうか?

 

脊髄硬膜の緊張による上部頸椎のズレ(位置異常)にあると思われます。

硬膜の緊張が先で、次に起こるのが骨格の歪み(事故や激しい運動によるものを除く)、特に上部頸椎の歪みにより脳幹が圧迫されることにより起こると思われます。

実際に、脳と脊髄を覆う膜、とりわけ硬膜は上は上部頸椎、下は仙骨部のみに付着しています。

その中を脳脊髄液(CSF )と呼ばれる一種のリンパ液が循環することにより、神経機能を正常に働かせ、ホルモン分泌を促し、体はうまくバランスすることができるわけです。

 

脊髄硬膜に緊張を与える原因としては、

・化学的ストレス

・精神的ストレス

・環境的ストレス

の3つが考えられます。

 

ストレスと言うと精神的ストレスの事だと思っていませんか?

原因がわからない病気や体の不調等も病院へ行くとストレスが原因ですねなどと言われ間ます。

あるいは鬱は心の風邪!として扱われることが多く、テレビなどでも盛んに精神的ストレスの事ばかりが話題に上がるため、疑うことなく見事に信じています。

現代は情報過多、ストレス過多の時代だとよく言われますしその通りだと思います。

それでは、ストレスに限って言えば昔の人はストレスが少なかったのでしょうか?

 

貧困や暑さ寒さに喘いでいた時代や、戦時下を生きていた人のストレスを想像してみて下さい。

少なくとも精神的ストレスや環境的ストレスは、現代よりも昔の方が多かったのではないかと思います。

戦争による命の危機、食料の危機に直面していました。

 

ところで、どんなストレスも悪なのでしょうか!?

ストレスとは「物質の歪んだ状態」を意味します。

医学的にはある刺激(ストレッサー)が心身に加えられたとき、その心身に生じる歪んだ状態をいいます。

つまり、刺激は苦だけではなく喜びでさえも時と場合によってはすべてストレスと呼べるのです。

 

そして、常に適度なストレスを受けることは、自己治癒力に良い影響を与えます。

人間の体はストレスを受けると、副腎皮質からステロイドホルモンを分泌し、血圧や血糖値を上昇させたりして、ストレスに対抗します。

最近、喘息やアレルギー性疾患などに悩む人が増えていますが、副腎皮質がステロイドホルモンを分泌する能力が十分に整っていないことに起因します。

ところが現代の文明は快適さと引き換えに、人間から適度なストレスまでも奪いました。

昔はほとんどなかったような、人工電磁波、農薬、添加物、クスリなどの薬物、などと言った化学的ストレスによっても、現代人は脳幹の機能低下を起こし自己治癒力が弱まっていると考えられます。

 

適度なストレスを受け、化学的ストレスをいかに回避するかが、現代を生きる我々にとってとても重要なことのように思います。

急増する精神疾患の患者、認知症、アトピー性皮膚炎、癌(先進国で増えているのは日本だけ)等々

そこで鍵を握るのが脳幹の活性化と自律神経の関係と言うことになります。

背骨を効果的に動かして、適度なストレスを脳幹に与えることが必要となります。